今日は、“仏”についてです。

仏教を説かれたのは、お釈迦さま。

お釈迦様のことを、釈迦仏、釈迦如来、釈迦牟尼仏とも言われます。

(如来と仏は同じ意味)


「仏教」とは、“仏”の“教え”ということで、仏のさとりを開かれたお釈迦さまが、仏として説いた教え、ということ。

地球上で仏のさとりを開かれたのは、お釈迦さま、ただお一人だけ。


でも、大宇宙には、地球のようなものは数え切れないほどあります。

そして、数え切れないほどの仏が大宇宙にはおられる、とお釈迦さまは教えておられます。

どのくらいの数の仏さまがおられるのかと言えば、仏典には「ガンジス河の砂の数ほど」と説かれています。

\(◎o◎)/ビックリ!


数の単位で習った方もあるでしょう。

一、十、百、千、万、億、兆、京、垓……、その先の先に、恒河沙という単位があります。

「恒河」は、インドのガンジス河のこと。「沙」は砂のこと。

ガンジス河の砂の数ほど、ということを表す言葉です。

数の単位では、10の52乗をあらわすみたいです。


とてつもない数の仏が、大宇宙にはいるぞ、とお経に記されているわけです。

中でも有名な仏さまは、大日如来とか、薬師如来、奈良の大仏は、ビルシャナ如来という仏ですが、みんな地球以外の仏です。


一番有名な仏が、阿弥陀仏。

日本三大仏に数えられる、奈良の大仏、鎌倉の大仏、高岡の大仏のうち、鎌倉大仏と高岡大仏は、阿弥陀仏という仏さまです。

10円玉で有名な平等院鳳凰堂の本尊も、阿弥陀仏。

ちなみに、1万円札に印刷されている鳳凰は、平等院鳳凰堂の鳳凰。

平等院は、阿弥陀仏の極楽浄土をイメージして造られたと言われます。

昨年、世界遺産に登録された平泉の登録名称が、「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」です。

まぁ、要は、阿弥陀仏の極楽浄土をイメージして造られた建築とか庭園が世界遺産に登録されたということです。


どうして、こんなに阿弥陀仏が有名かといえば、阿弥陀仏は、すべての仏の先生の仏であり、師匠の仏だから。

ですから、お釈迦さまの先生が阿弥陀仏なのです。

阿弥陀仏は師匠、お釈迦さまはお弟子、という師弟の関係です。


お釈迦さまが「私の尊い先生を紹介しに来たのだよ」と私たちに教えられた仏が、阿弥陀仏という仏なんです。


日本の文化にも、何かと阿弥陀仏と関係するものが多くあります。

たとえば「十八番(おはこ)」は、阿弥陀仏と関係の深い言葉です。

「あみだくじ」もそう。

各地にある○○四十八滝(赤目四十八滝は有名ですね)という48という数字も、阿弥陀仏に由来します。

AKB48の「48」が関係するかどうかは、定かではありません。

ちなみに、スターウォーズに登場するアミダラ女王も、名前の由来は阿弥陀如来。


ということで、日本人にとって何かと身近な仏さまが阿弥陀仏です。


◆ つぶやき ◆


外はかなり冷え込んできています。

富山は、明日から大雪か?

今週は、積もりそうです(ーー;)

天気予報を見ながら、ちょっと警戒しています。


今日の夕食は、ブリ大根でした。

富山は、魚が美味しいところです。

ブリは、今が一番美味しい時期。

ブリの刺身、ブリのしゃぶしゃぶ、ブリ大根、ブリの照り焼きなどなど。

チャンスがあれば、ぜひ!

(*^-^)/