12月1日は、「いのちの日」だったそうです。

“All About”というサイトに、

「いのち」はどうして大切にしなくちゃいけないの?

というタイトルの記事がアップされていて、それで知りました。


……◆……◆……◆……

私たちは、日ごろよく

「いのちを守ろう」

「いのちを無駄にしてはいけない」

という言葉を耳にします。

しかし、そもそも大切にすべき「いのち」とは何のことなのでしょう?

生きている身体のことでしょうか?

私たちが物を考える脳のことでしょうか?

それとも受け継ぐべき血脈のことでしょうか?

※参照
http://allabout.co.jp/r_health/gc/372699/

……◆……◆……◆……


このように問いを投げかけた後で、執筆者は、

「私は、そのヒントになるいい言葉に出会いました」

と語って、聖路加国際病院理事長の日野原重明さんの著書にある


「いのちは、きみたちのもっている時間だといえますよ。」


というフレーズを引用していました。


「時間」をつかうことは「いのち」を使うこと。

「死にたい」という人は、本当は「生きたい」人であり、

時間をめいっぱい使いたい人なんだ、と書かれてありました。


確かに、考えてもみれば、私たちは、平均寿命を80歳とすれば、

生まれたときに、80年という時間を受け取ったことになります。

それを、すり減らしながら生きていると言えますね。


単純に考えると、1時間アルバイトをして800円の収入を得た人は、

1時間分の命と引き換えに、800円を手に入れたということでしょう。


「人生は、時間という材料で出来ている」

と言った先哲もありました。


そこまで理解することはできたのですが、結局、

「いのちはどうして大切にしなくちゃいけないの?」

という問いに対する答えは、残念ながら記事の中にはありませんでした。


大変に深い問題であり、しかし、自殺などの問題にふれたとき、

「いのちの大切さ」にふれないわけにはいきません。

執筆者も、苦悩しての記事であったに違いありません。


日本の自殺者数は減らず、今年も3万人を超過すると言われています。

また、親が子供を殺したり、子供が親を殺したりする事件が後を絶ちません。


そのような事件が起きたとき、

「命の大切さを、伝えていきます」

と教育関係者は、口をそろえて言ったりしますが、

「命はどうして大切なのか」

がわからなければ、うったえようがありません。


「生きている。ただそれだけで素晴らしい」

というフレーズもあるようです。

耳に心地よい言葉ですが、自殺をしようとする人にとってはどうでしょう。

「生きている。それが苦しい」

という人に、「素晴らしいんだよ」と言っても、

「どうしてなの?」

と問い返されるだけです。


「苦しくても、生きなければならないのはなぜ?」

「どうして自殺したらいけないの?」

この問いに真正面から向き合い、答えなければなりません。


その回答には、「たぶん、こう思う」という曖昧さは許されません。

なぜなら、その回答は、ほかならぬ

「自分の命が大切な理由」

を答えることになるからです。


人はなんのために生まれ、生きているのか。

なぜ苦しくても自殺してはならないのか。

「人生の目的」は何なのか。


親鸞聖人の答えは、ゆるぎなき確信と勇気を持って、簡潔であざやかです。


「苦しみの波の絶えない人生の海を、明るくわたす大船がある。

 その船に乗り、未来永遠の幸福に生きるためである」


主著『教行信証』の冒頭に、つぎのように記されています。


“難思(なんし)の弘誓(ぐぜい)は、

 難度海(なんどかい)を度する大船、

 無碍(むげ)の光明は、

 無明(むみょう)の闇を破する慧日(えにち)なり”


「弥陀の誓願は、私たちの苦悩の根元である無明の闇を破り、

 苦しみの波の絶えない人生の海を、明るく楽しくわたす大船である。

 この船に乗ることこそが人生の目的だ」


命が大切な理由は、人それぞれではありません。

なぜ「人命は地球より重い」と言われるのか?

一人一人の“いのち”が、地球より重い大事な目的を持つ生命だからです。

仏教には、その大事な人生の目的が教えられています。


◆ ひとりごと ◆


今月の『日経おとなのOFF』という雑誌のテーマは、

“今を大切に生きたい。

 人生を美しく完成させたい。

 だからこそ考える”

「死とは何か 臨終の作法とは」

ということで、知人が購入したのも読ませてもらいました。


死に対する東洋、西洋の考え方や、臨終の作法についての

内容が多かったのですが、仏教についても少し触れてありました。


本屋に行くと、死についてふれた本が多いですね。

直接、「死」と表記しなくても、葬儀、墓についてのこと、

死後の世界についてふれたものなど、いろいろです。


仏教では「無常観」と言って、死をとりつめることは、

大変に大事なことだと教えられます。

それは、暗く沈んでいきがちに思えますが、反対です。


死をありのままに見つめることは、

今の一瞬一瞬を本当に明るくする第一歩なのです。


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