幸せとは何でしょう?
お金があること?
家族に恵まれること?
ノーベル賞など、名誉を得ること?
確かに、それらに恵まれれば、
一応は「幸せだ」とは言えるけれど、
あくまで“一応”がつきます。
お金があっても、そのために身を滅ぼす人も少なくありません。
宝くじが当選して、世間から疎まれ、精神を病む人もあります。
家族がいても、子どもに虐待されたり、
突然の事故や病気で伴侶が寝たきりになったり、
失ったりすれば、悲しみや苦しみの元になるでしょう。
川端康成は、ノーベル賞の受賞の数年後、自ら命を絶ちました。
望んだものを手に入れても、望んだ幸せは手に入っていない、
という悲しい現実があります。
欲しいものが手に入らないから不幸、
欲しいものが手に入れば幸せ、
とは言えないようです。
どうしてなのでしょう?
一つの話を通して、考えてみましょう。
……◆……◆……◆……
ある所に、愚かな金持ちがいた。
ある時、有名な画家を訪問して、見事な作品の数々を見て感嘆した。
それが病みつきで、
「自分もあのような絵をかいてみたい」
と思うようになった。
金に糸目をつけず、素晴らしいアトリエを建てた。
高価なフランス製の絵の具や、その他、絵に必要な一切のものを買い集めた。
彼は、そこへ閉じこもって一歩も外へ出ずに絵をかき続けた。
数年たって彼は、突然、近所の人々に、アトリエの参観を許した。
珍しがって見に来た人々は、どの絵も、どの絵も、小学生がかいたような稚拙なものばかりに驚いた。
そこで近所のある人が、彼を訪ねて種々のことを尋ねてみた。
彼は、アトリエや、絵の具のよいものさえ集めれば、よい絵がかけるものだ、と固く信じ切っていた。
そのために、肝心の腕を磨くことを忘れていたという。
……◆……◆……◆……
「幸せになりたい」という私たちの願望は、この話で言えば、
「よい絵を描きたい」という金持ちの願望に例えることができるでしょう。
金持ちは、金に糸目をつけず、
アトリエを建て、高級な絵の具やキャンバスを買い集め、
絵を描いたというのですが、
私たちが、金や財産、地位や名声などがあれば幸せになれると信じ、
求めている姿と重ならないでしょうか。
いくら立派なアトリエがあり、高級な画材がそろっていても、
肝心の絵を描く技術、腕がなければ、
それらのものも活かされません。
どれだけお金があり、財産を持っていても、
或いは、家族や健康にも恵まれていても、
それらは、私たちを幸福にする材料であって、
それがそのまま幸福ではありません。
いくらよい材料ばかり、多く集めても幸福にはなれません。
幸福になるのに必要なことは何か、見極めることが大切です。
材料の活殺は、それを使用する人の腕一つにかかっています。
その生かし方を教えたものが、仏教なのです。
━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━
絵の上手な人は、鉛筆1本で、驚くほど素晴らしい絵を描きますね。
紙切り芸をご存知でしょうか。
ハサミと紙1枚で、ほんのわずかな時間で
感動の作品を作り上げてしまうのです。
手品師は、私たちがふだんゲームをするトランプで、
人がビックリするようなことをやります。
プロの料理人は、私たちの台所にあるもので、
飛び上がるほど美味しい料理を作ってしまいます。
高性能のパソコンを持っていても、
ネットサーフィンをして時間をつぶしているだけなら、
宝の持ち腐れです。
プール付きの豪邸を持ち、何台もの高級車、
自家用飛行機まであっても、
「あぁ、何だかつまんない」
と、毎日、虚しい日々を送っているなら、
腕を磨くことを忘れた愚かな金持ちと変わりません。
反対に、貧しくて、欲しいものが買えない生活を送っていても、
「人間に生まれてよかった!」
と大満足の人生を送っている人もあるのです。
人生の本当の勝利者とは、
お金や財産、地位や名誉の有無で決まるのではありません。
材料を活かすも殺すも、腕次第だなぁ、と思います。
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お金があること?
家族に恵まれること?
ノーベル賞など、名誉を得ること?
確かに、それらに恵まれれば、
一応は「幸せだ」とは言えるけれど、
あくまで“一応”がつきます。
お金があっても、そのために身を滅ぼす人も少なくありません。
宝くじが当選して、世間から疎まれ、精神を病む人もあります。
家族がいても、子どもに虐待されたり、
突然の事故や病気で伴侶が寝たきりになったり、
失ったりすれば、悲しみや苦しみの元になるでしょう。
川端康成は、ノーベル賞の受賞の数年後、自ら命を絶ちました。
望んだものを手に入れても、望んだ幸せは手に入っていない、
という悲しい現実があります。
欲しいものが手に入らないから不幸、
欲しいものが手に入れば幸せ、
とは言えないようです。
どうしてなのでしょう?
一つの話を通して、考えてみましょう。
……◆……◆……◆……
ある所に、愚かな金持ちがいた。
ある時、有名な画家を訪問して、見事な作品の数々を見て感嘆した。
それが病みつきで、
「自分もあのような絵をかいてみたい」
と思うようになった。
金に糸目をつけず、素晴らしいアトリエを建てた。
高価なフランス製の絵の具や、その他、絵に必要な一切のものを買い集めた。
彼は、そこへ閉じこもって一歩も外へ出ずに絵をかき続けた。
数年たって彼は、突然、近所の人々に、アトリエの参観を許した。
珍しがって見に来た人々は、どの絵も、どの絵も、小学生がかいたような稚拙なものばかりに驚いた。
そこで近所のある人が、彼を訪ねて種々のことを尋ねてみた。
彼は、アトリエや、絵の具のよいものさえ集めれば、よい絵がかけるものだ、と固く信じ切っていた。
そのために、肝心の腕を磨くことを忘れていたという。
……◆……◆……◆……
「幸せになりたい」という私たちの願望は、この話で言えば、
「よい絵を描きたい」という金持ちの願望に例えることができるでしょう。
金持ちは、金に糸目をつけず、
アトリエを建て、高級な絵の具やキャンバスを買い集め、
絵を描いたというのですが、
私たちが、金や財産、地位や名声などがあれば幸せになれると信じ、
求めている姿と重ならないでしょうか。
いくら立派なアトリエがあり、高級な画材がそろっていても、
肝心の絵を描く技術、腕がなければ、
それらのものも活かされません。
どれだけお金があり、財産を持っていても、
或いは、家族や健康にも恵まれていても、
それらは、私たちを幸福にする材料であって、
それがそのまま幸福ではありません。
いくらよい材料ばかり、多く集めても幸福にはなれません。
幸福になるのに必要なことは何か、見極めることが大切です。
材料の活殺は、それを使用する人の腕一つにかかっています。
その生かし方を教えたものが、仏教なのです。
━ ぴょんたの ◆◆
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絵の上手な人は、鉛筆1本で、驚くほど素晴らしい絵を描きますね。
紙切り芸をご存知でしょうか。
ハサミと紙1枚で、ほんのわずかな時間で
感動の作品を作り上げてしまうのです。
手品師は、私たちがふだんゲームをするトランプで、
人がビックリするようなことをやります。
プロの料理人は、私たちの台所にあるもので、
飛び上がるほど美味しい料理を作ってしまいます。
高性能のパソコンを持っていても、
ネットサーフィンをして時間をつぶしているだけなら、
宝の持ち腐れです。
プール付きの豪邸を持ち、何台もの高級車、
自家用飛行機まであっても、
「あぁ、何だかつまんない」
と、毎日、虚しい日々を送っているなら、
腕を磨くことを忘れた愚かな金持ちと変わりません。
反対に、貧しくて、欲しいものが買えない生活を送っていても、
「人間に生まれてよかった!」
と大満足の人生を送っている人もあるのです。
人生の本当の勝利者とは、
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