昨年1年間に自殺した人の数は


3万2753人(先月発表)で、


平成10年に年間自殺者数が3万人を超えてから


これで12年連続となりました。




なぜに自ら命を絶つのか?



それは、


「苦しいから」


に他なりません。



だからなのでしょう。


巷には、「生きよ」「がんばれ」「死ぬな」


の応援、励ましメッセージがあふれています。



しかし、


ただ、このようなメッセージを送るだけならば、


ゴールなき円形トラックをまわりつづけるランナーに、


鞭打つようなことになりはしないでしょうか?




想像してみてください。



競技場を走るランナーを見守る観衆。


ランナーの顔が苦しみに歪み、ペースが落ちる。


観衆は叫びます。



「ペースが落ちたぞ!もっと腕を振れ!」


「ほら!歯を食いしばって走るんだ!」


「みんなも苦しんだ!耐え抜け!」



その声援を受けて、ランナーは、


また力を振り絞ってペースをあげる。



ところが、このレース、なんかおかしい……。


ん?あれ?ゴールがない!


そう。


ただ、ひたすら走り続けるレース。



いや、そんなゴールなき円形トラックを


走り続けているのが全人類なのかもしれません。



作家・芥川龍之介は言いました。


「人生は狂人の主催になった


 オリンピック大会に似たものである」


と。



何のために走っているのか、


どこがゴールなのかも知らず、


ただ走り続ける人類に疑問を


投げかけた芥川龍之介は、


最後、自ら命を絶ちました。




もし、人生が、本当に、ゴールなき競技場を


走り続けるだけのものならば、


さっさと走るのをやめてしまうのが、


楽になれる一番の方法と言えるでしょう。




それを見越してなのか、



芥川龍之介のほかにも、太宰治、


ノーベル賞をとった川端康成、


三島由紀夫、江藤淳など、


多くの作家が自殺をしています。




「自殺はいけないことだ」


と言われますが、これらの人たちは、


そのことを知らなかった人たちなのでしょうか?




それとも、時と場合によっては、


しかるべき理由があれば、


自殺はしてもよいものなのでしょうか?




「なぜ、自殺をしてはいけないのか?」



ここをハッキリさせる必要があります。



「なぁ、なんで自殺ってダメなんだ?」


「そりゃ、親が悲しむからだよ」


「でも、親がいない人は自殺していいの?」


「うーん、でも、ほら友だちとか学校の先生だって……」


「他人が悲しむから生きなきゃいけないの?

 その人が悲しまないなら生きなくていいの?」


「え?そういうわけじゃないけど……。

 でも、先祖代々受け継がれてきた命なんだから、

 簡単に捨てるようなことをしたらいけないでしょ?」


「それが生きなきゃいけない理由になるの?

 今、ここに自分が生きているのは先祖がいたから。

 それはわかる。

 じゃあ、そんな自分が、苦しい思いをしてまで

 なぜ生きなきゃいけないの?」


「……。」


「今が苦しいのは、

 命を継いできた先祖がいたからってことになると、

 先祖を恨むことにならない?」


「まぁ、とにかく生きなきゃいけないんだ!

 やっぱり自殺は悪いことだよ」


「自殺が悪いことなら、

 自殺をした芥川龍之介も、太宰治も、

 ノーベル賞をとった川端康成も悪人ってことだね。

 自殺した人は、みんな悪い人になる。

 そんな人なら、教科書に載せなきゃいいのに」


「いや、いろいろ事情があったんだと思うよ。

 自殺も、時と場合によってはいいんじゃないのかな」


「じゃあ、してもいい自殺があるってことだね」


「え?あ、いや、やっぱりダメだと思う」


「結局、理由なんてないんじゃないの?

 ただ、社会的にダメっぽいことにしてるだけで」


「そうなのかなぁ……。

 でも、確かに、ハッキリした理由ってわかんないなぁ」



二人の議論を聞いて、どう思いましたか?



「とにかく生きなきゃダメ」では、


最初の“ゴールなき円形トラックを


まわり続けるランナーに鞭打つ”結果になります。



皆さんは、既に走っているランナーです。


何のために走っていますか?


ゴールはハッキリしていますか?



━ ぴょんたの ◆◆
◆◆ ひとりごと ━


ゴールを聞かれて、


仕事や趣味、生き甲斐を答える人があります。


それは、答えにはなりません。


なぜなら、仕事や趣味、生き甲斐と言われるものは、


走ることで言えば、その人その人の走り方だからです。


どんな走り方をして走るか、という問題です。


言葉を換えれば、“ライフスタイル”といわれるもの。


ゴールとは、目的地のこと。


そこに向かう手段が「走る」という行為です。


どんな生き方をするか、ということは「手段」の問題。


そうやって生きるのは何のため?


これが「目的」です。


仕事や趣味、生き甲斐を大切にして生きるのは何のため?


ということを尋ねているのが、


「何のために生きる」


という問いです。




*今回のひまわり日記 はいかがでしたか?

 「へぇ!」「なるほど!」「勉強になった」
 と思われた方、クリック投票をお願いします☆

 ↓↓↓↓↓↓↓↓

 http://clap.mag2.com/treclisast?pyonta





ペタしてね



皆さんのクリックのおかげで、ランク上位に入ってきてます。


本当にありがとうございます。



にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ  ブログ村ブログランキングに参加中!クリックで応援してね☆

人気ブログランキングへ  人気ブログランキングに参加中!こちらもクリックよろしくです♪  




★まぐまぐでメルマガを発行しています!(ほぼ日刊)


【昨日より今日が前進 言葉で親しむ仏教講座】


 携帯電話でも読みやすい1分で読める法話です。


 ちょっとしたヒントで、昨日より今日、一歩でも

 前進できたら、きっとすてきな一日になるはずです。


 メルマガの登録・解除は、こちら からどうぞ。


 携帯の方は、ここに空メールを送って登録が出来ます。

 QRコードをご利用下さい。

  ↓

 aM0094295@mobile.mag2.com


 ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-昨日より今日が前進



□━●━○━●━□
 ぴょんたの
  ひまわり日記
■━○━●━○━■



【mixi】 でも読めます☆ マイミク歓迎です!!



【Twitter】 でつぶやいてます☆

  ブログやメルマガにない、ひそかなつぶやきが

  聞こえてくるかもしれません。



【浄土真宗 親鸞会 公式サイトリンク集】

  親鸞会では、親鸞聖人の教えをお示しして、
  『正信偈』や『歎異抄』の意味をわかりやすく解説しています☆



親鸞会の仏教勉強会のご案内

  どなたでも参加できる無料の勉強会です☆



ご相談・お問合せフォーム

  お気軽にお問い合わせください☆