お釈迦さまの説かれた人間の実相の譬えを紹介しましょう。







ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-人間の実相







( ↑ 譬え話を絵にしたもの )








人間とはどんなものか







古今東西変わらない真実の人間のすがたを教えられた







『仏説譬喩経』(ぶっせつ・ひゆきょう)に説かれているお話です。








譬え話の部分を紹介しましょう。








・・・・・・・・・・








それは今から幾億年という昔のことである。










ぼうぼうと草の生い茂った【果てしのない昿野】を、







独りトボトボと歩いてゆく【旅人】があった。







ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-昿野を旅する旅人










季節は、木枯らしの吹くさびしい【秋】の夕暮れ。








家路を急ぐ旅人は、野道に白い物が散らばっているのに気づいた。





初めは気にもとめなかったが、あまりにもたくさん落ちている。










「一体なんだろう?」








一つ拾い上げて、ギョッとした。










ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-白骨を拾い、ギョッとする旅人










なんと、人間の【白骨】ではないか!!










火葬場でもない、墓場が近くにあるのでもない。





どうしてこんな所に、しかも多くの白骨があるのか。










旅人は、それ以上足を進めることができなくなってしまった。













そのとき、前方から異様なうなり声と足音が聞こえてくる。











見れば飢えに狂ったどう猛な【虎】が、







自分めがけてまっしぐらに突進してくるではないか!!










旅人は瞬時に、白骨の意味をさとった。










ここを通った人間が、虎に食われた残骸だったのだ。








自分にも同じ危機が迫っている!!








旅人は無我夢中で、今来た道を引き返した。








だが、虎が相手では勝ち目はない。





荒い息づかいが、背中に感じられる。










ところが、どこでどう道を間違えたのか、







旅人は、切り立った断崖絶壁に追いつめられてしまったのである。










もはやこれまで!!











途方に暮れた旅人は、







幸いにも頂上の【松の木】の根から、







一本の【藤蔓】が垂れ下がっているのに気づいた。










「しめた!」







とスルスル下りていったことは、言うまでもない。













九死に一生を得て、ホッと頭上を仰ぐと、







せっかくの獲物を逃した虎は、いかにも無念そうに吠えながら、







こちらを見下ろしている。








ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-虎と旅人










ヤレヤレ、この藤蔓のおかげで助かった。





ひとまず安心と目を下方に転じたときである。











旅人は思わずアッと口の中で叫んだ。










足下は底の知れない【深海】が広がり、怒濤が岸壁を洗っていた。








それだけではない。








ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-三匹の毒竜







波間から青・赤・黒の【三匹の毒竜】が、真っ赤な口を開け、







旅人が落ちるのを待ち受けていたのである!!








まさに前門の虎、後門の狼。








絶体絶命の旅人は、あまりの恐ろしさに、再び藤蔓を握りしめて身震いした。











しかし旅人はやがて空腹を感じ、周囲に食を求めて眺めまわす。








そのとき彼は、今までより、もっともっと驚くべきことを発見したのである。





ネズミが藤蔓をかじっている!










ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-藤蔓をかじる二匹のネズミ










【白と黒の二匹のネズミ】が、命の綱を代わる代わる、







ガリガリ、ガリガリとかじり続けていたのだ。








蔓を激しく揺さぶっても、動こうとしない。








旅人の顔は青ざめ、歯はガタガタと震えた。








だがそれは続かなかった。










この木に巣を作っていた【蜜蜂】が、







甘い蜜の滴りを、彼の口に落としたからである。










ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-蜂蜜










「ああ、おいしい。もっとなめたい……」








旅人は蜜に酔いしれた。








虎も深海も毒竜も、頭にはなかった。





藤蔓がネズミに噛み切られようとしていることも、すべて忘却のかなた。








陶然と、蜂蜜に心を奪われてしまったのである。








・・・・・・・・・・








この譬えで 【  】 でくくったものが、







私たちの人生の何かを譬えたものです。








しかも、古今東西のすべての人に共通して言えるものです。





「私は関係ない」





というものは、一つもありません。








そのようなお釈迦さまの譬えなので、







ロシアの文豪トルストイは、この譬喩経の話を知り、










「これ以上、人間の姿を赤裸々に表した話はない。







 単なる作り話ではなく、だれでも納得のゆく真実だ」










と絶賛したと言います。









■┓徒然なる ●┓


┗● ひとり言┗■




勉強会に初めて参加された、83歳のおばあちゃん。








若い頃は、仏教婦人会で、お寺の世話をしておられたそうです。








いろいろの寺を回って、お世話をしたそうなのですが、





「仏教とは……」





「仏とは……」





というような話は、一度もなかった、としみじみと語っておられました。








富山県は、浄土真宗が盛んな県です。





その富山県で、仏教の話がお寺でなされていない、







ということを聞いて、私もショックでしたし、悲しく思いました。








そう言えば、最近、富山県内の寺で、作家を呼んで







講演会を催した寺のことを知人から聞きました。





その知人は、誘いを受けて参加してきたそうですが、










「講演者の体験談ばかりで、







 何を言っているのか、よくわからなかった」








と感想を漏らしていました。











お寺が、門外漢である作家を招いて講演をさせる、ということは、







私にはよく理解が出来ません。








お寺の僧侶は、







親鸞聖人の教えを、







正しく、懇切丁寧に話をすることがその職務であるから、







わざわざ専門外の人に講演を依頼することが、







なぜ必要なのか、と疑問に思うのです。








また、仏教の教えを正しく学んだ人でなければ、







正確に説くことは出来ませんから、間違ったことを講演されたら、







その責任をどう取るつもりなのかと思います。








「仏教」=「仏の教え」=「釈迦の教え」です。





お釈迦さまの教えを、よく知った人でなければ、







正しい仏教を皆さんに伝えることは出来ません。








浄土真宗の門徒の皆さんは、教えを知りたがっています。





「正信偈」(しょうしんげ)や「御文章」に書かれてある意味を知りたい







という声をよく聞きます。








お寺の僧侶は、そのような声に真摯に耳を傾け、







正しい親鸞聖人の教えを学び、







それを正確に伝えることに努めることが、







まず何をさておいてもなさねばならないことなのではないでしょうか。





現場から、ひしひしと感じる、浄土真宗の現状です。









今日、車内でラジオを聴いていたら、「みんなの歌」の特集をやっていました。





「あ、懐かしい」と思ったのが、この歌です。








「切手のないおくりもの」


http://www.youtube.com/watch?v=K7u_SPkSF2c&feature=related










小学校2年生にあがるとき、







東京から千葉に引っ越した転校先の学校で、初めて習った歌です。








心にのこるすてきな曲ですよね☆





(*^-^)




















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