幸せ。
あのほんわか気分のこと。
それを“恋愛”を例に、科学的に見ています。
人は、恋愛をすると、
脳内にPEA(フェニルエチルアミン)という物質が分泌されて、
覚醒剤をのんだのと同じハイな気分になることを紹介しました。
その後、脳内のPEAの減少に伴い、その熱情も冷めてきます。
すると恋は第2段階に入ります。
覚醒剤の次に登場するのが麻薬です。
「麻薬」とは「麻酔薬」のことですから、
痛みを鎮める作用があります。
コカインやモルヒネなどの麻薬は、
優れた鎮痛剤として医療に使われています。
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PEAによる恋の強い刺激が弱まると、
今度はエンドルフィンという脳内麻薬物質が分泌されます。
エンドルフィンはモルヒネに似た鎮痛作用があり、
心を落ち着かせ、不安を静める働きがあります。
この自然の麻薬のおかげで、
恋人たちは平和な気持ちで語らい、食事をし、眠れるようになるのです。
パートナーに深い愛着を感じる、安定した時期の始まりです。
この段階では、愛する人と一緒の時は満たされますが、
離れると麻薬の禁断症状と同じで、強く相手を欲するようになります。
2人が恋い焦がれ合うのは、恋は麻薬だからです。
結婚した2人が協力して子育てをするには、
夫婦が固く結びついていなければなりません。
進化のプロセスで、パートナーに愛着を感じる仕組みができ上がったのでしょう。
(『男のための自分探し
』より)
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そうは言っても、世間を見れば明らかなとおり、
愛する気持ちの継続は困難を極めます(とまで言うと言い過ぎ??)。
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麻薬は常用すると、効きめが薄れてしまいます。
恋の麻薬も毎日使えば、効果は半減。
パートナーへの愛着は時とともに薄れ、思い出と色あせるのです。
愛が燃え上がるのは簡単ですが、
持続するのは難しい理由は、これで明らかでしょう。
(同)
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ですから、長年、夫婦として連れ添っておられる方々は、
人生の達人ではないかとさえ思えます。
そこには、お互いの涙ぐましい努力があるに違いありません。
ちなみに、片想いはなかなか消えません。
一緒になれないことで、欲しいのに麻薬を少しももらえないのと同じことになります。
いわゆる禁断症状に悩まされます。
常に、相手を欲する気持ちにさいなまれ、
「あなたが欲しい、手に入らないなら100回死んだほうがマシだ」
というぐらい悩ましい思いになることもあります。
そんな気持ちが、3年も5年も続く人もあるそうですが、
“麻薬”が常用できないから、禁断症状だけが続いてしまうのです。
さて、「恋愛」を例に、幸せ感のメカニズムを紹介しましたが、
結局これは、人間活動といっても、
“いったい何をすれば、
脳の中で気持ちいい物質を出すことが出来るか”
の努力に過ぎないということなのでしょうか?
私たちが、お金儲けをしたり、財産を求めたり、
恋人をつくったり、出世しようとしたりするのは、
脳から気持ちいい物質を出させるための手段の違い、
ということなのでしょうか?
人間が生きる、って結局、それだけのこと、となった場合、どうなるか?
覚醒剤とか麻薬に手を出すのが
一番手っ取り早く幸せになれる、ということになります。
苦労なんかせず、薬を使うだけで、
脳みその中を気持ちいい物質だらけにしてしまえるのですから。
要は、天然の覚醒剤と麻薬で気持ちよくなるか、
人工の覚醒剤と麻薬で気持ちよくなるかの違い。
前者は捕まりませんが、後者は逮捕されます。
乱暴な言い方ですが、「幸せ」というものを
脳の中で起きている現象だけで見れば、
そんな見方も出来ないことはありません。
「だから、オレは手っ取り早く幸せになれる“クスリ”を使うのさ。
そっちの方が賢いじゃん!」
もし、こんな暴論をぶつけてくる人があったら、どう答えるでしょうか?
「あなたの価値観と私の価値観は違うから……」
で済まされる問題ではありません。
これに対し、真っ向からその誤りを指摘する必要があります。
次回へ続きます。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
土曜日は、午後から、法話会場(富山県射水市の親鸞会館
)の
駐車場近くの丘で草取りをしました。
春は芝桜が満開になる丘です。“学徒の丘”と名づけられています。
( ↑ 今年の春に撮影したものです。すごーくきれいです )
前日、雨が降ったので、土が軟く、雑草が根から抜きやすくなっていました。
みんなで丹念に、1本1本抜いて、終わった後は見違えるほどきれいになりました。
(携帯で写真を撮るのを忘れてしまいました……)
終了後は、同朋の里
にある「徳水館」と名づけられた
浴場でお風呂に入りました。
( ↑ 徳水館を前から見たところ。建物の右側には日本庭園があります )
( ↑ これが、その日本庭園です )
お釈迦様の説かれた『阿弥陀経』というお経には、
極楽浄土の様子が詳しく説かれてあります。
その中に説かれる『八功徳水』という言葉から
お風呂にゆったりとつかりながら、
心置きなくお互いが語り合うことのできるところです。
やっぱり、お風呂でないと出てこない話題があります。
見ず知らずの人とでも、
「どちらから来られたんですか?」
と会話が始まります。
昨日は、午前、午後と、私の先生である高森顕徹先生
から、
親鸞聖人
の書かれた有名な正信偈の
獲信見敬大慶喜(ぎゃくしんけんきょうだいきょうき)
信を獲て見て敬い大慶喜すれば
即横超截五悪趣(そくおうちょうぜつごあくしゅ)
即ち横に五悪趣を超截す
について詳しい解説がありました。
「獲信」とは、信心獲得(しんじんぎゃくとく)のことです。
信心獲得とは、信心決定(しんじんけつじょう)とも言われます。
これはどんなことかは、親鸞会の公式ホームページ
にありますので、
そちらをご覧ください。
○信心決定したとはどんなことをいうのか
http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/infoshinsyu/qa0407.htm
○信心決定するとどのように心がハッキリするのか
http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/infoshinsyu/qa0402.htm
○信心決定した人には煩悩はなくなるのか
http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/infoshinsyu/qa0408.htm
○救われたら本当に大慶喜がおきるのか
http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/infoshinsyu/qa0413.htm
親鸞聖人の教えは二益法門(にやくぼうもん)と言われ、
この世も未来も幸せに生かされる教えです。
○二益法門とは、どんなことなのか
http://www.shinrankai.or.jp/b/shinsyu/infoshinsyu/qa0420.htm
親鸞聖人の教えの大切なところを、1から詳しくお話がありました。
その法話会の後も、土曜日に引き続いて、徳水館に行ってきました。
風呂につかっていると、なんと、入ってきたのが、
あのオカモン先生
(ドラえもん先生とも言われている人気講師)。
私と同い年の先生です。
ちなみに、オカモン先生もメルマガをやってます。
関心のある方は、こちらから登録をどうぞ☆
http://m.mag2.jp/pc/m/M0083405.html
ゆっくりと、いろいろ話をしました。
徳水館のお風呂は、温度設定が低めです。
だから、ずぅっと入っていても、のぼせません。
会話を楽しみながら、つかることが出来るんですね。
岐阜から来られていた方とも、それとなく会話が始まって、友だちになりました。
私は、たいてい親鸞会館での行事前日と、当日は、
徳水館でお風呂に入るようにしてます。
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