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【5月の大阪の講座】
5月は淀川区民センターの会場がいっぱいで、今のところ、
★21日(水)18:00~20:00(第3会議室)
を予定しています。初めての夜間の講座です。
では、久々ですが、今回はこんな内容を紹介しましょう。
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中国の大河、長江(ちょうこう)を展望できる山上に王宮があった。
日々、何百艘(そう)の舟が往来しているのが一望できる。
ある時、皇帝が側の宰相(さいしょう)に尋ねた。
「一日にこの河を往来する船は、何百艘ぐらいと思うか」
「はい天子様。二艘でございます。」
「馬鹿者、おまえの目は節穴か。朕が現に見えるだけでも何十艘もあるのに
二艘とはなにごとか」
「いいえ、名利(みょうり)の二艘でございます。
多くの船が動いているように見えますが、
名誉を得るためか、利益を得るために動いている以外にはございません。
故に名利の二艘だと申し上げたのでございます」
皇帝も宰相の名答に深く首肯したという。
なんとか上に立ちたい、見下ろされたくない、
世の脚光を浴びたいと学歴競争、出世競争はエスカレートするばかり。
遺跡発掘ねつ造事件まで起こす始末。
若さと美貌に命が懸かる女性は、危険や苦痛に耐えても美容整形に大金を投ずる。
男も女も朝から寝るまで、周囲の目を気にして心の休まる時がないのも名誉欲に
動かされてのことである。
夏のこと。井戸に冷やしたスイカをとりに行った爺さんが、誤って井戸へ落ちた。
驚いた婆さんが、近所から雇ってきた若者に助けさせようとすると、井戸の中から
スイカを抱えて叫んだそうだ。
「なんぼで雇うてきたんや。せいぜい、安うして貰えよ」
“金こそ我が命”と、金を貯めることを人生の目的としていた男があった。
銀行に預けると、金の顔が見れないので、専らタンス預金に徹する。
辛い一日の労働から帰宅すると、二階に上がって一万円札を部屋中に敷き詰め、
眺めるのが唯一の生き甲斐だった。
男の貯蓄は次第に増えて、今日も階段の下り口まで来ていたことにも気がつかず、
一心不乱に札を並べているうちに階段から転落、男は首の骨を折って即死した。
手には残った札が、固く握られていたという。
ウソのようなホントの、北陸にあった話である。
難関を突破できたと喜んでいる人、失敗したと落ち込んでいる者、
マイホームを手に入れたと喜んでいる人、家財を焼失したと泣く者、
有名になれたと得意になっている人、
悪口言われたとしょげている者、思わぬ金が儲かったと喜んでいる人、
損させられたと怒っている者。
名誉を追って走っている。財産を得ようと争っている。
なるほど名利の他にはないようだ。
(出典:「光に向かって123のこころのタネ」)
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限られた人生、どうすれば後悔しないか?
誰もが悩み、考えることだと思うけれど、いつの間にやら
「どうすれば儲かるか」「どうしたら認められるか」
という思いに心を占領されてしまっている。
「忙しい、忙しい」とかけずり回っている毎日。
でも、「忙」という字をよく見てほしい。
「心」を「亡」くす、と書いてある。
自分の心を失っていては、喜びも満足も手に入るはずがない。
真の生きる目的を知って、そこに向かうとき、心から満足できる人生が開ける。
○~思い出日記~○
「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがある。
どんな意味か、今年、大学に入ったばかりの学生に聞いてみた。
「自分の子供がかわいいなら、旅行をさせなさい、という意味ではないですか?」
という返答。
「お釈迦さまは、どこの国で活躍した人かな?」
と同じく、大学生に聞いてみた。私が冗談ぽく、
「たしかパキスタンだったかな…」
と言ってみたところ、深くうなずかれてしまった。
話をするとき、
「これくらいは相手は知ってるだろう」
「こんなことくらいわかっているはず」
という思いは捨て物。
1から相手がわかるように話をするには、自分の意識改革が必要だと
つくづく知らされる。
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ぴょんたの
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