第81回米アカデミー賞
の外国語映画賞を滝田洋二郎監督の「おくりびと」が受賞。

【アカデミー賞】「おくりびと」外国語映画賞を受賞! 滝田監督が満面の笑顔

 外国語映画賞は日本の「おくりびと」が受賞! 滝田洋二郎監督がステージに急ぐ際、本木雅弘が一瞬躊躇い..........≪続きを読む≫



滝田洋二監督の実家は、私の住む富山県の高岡市
名前も知らない人の多い高岡市が、一気にメジャーデビューしました☆

高岡市は、今年開町400年を迎えて、盛り上げたいムードいっぱい。
そこに、今回のアカデミー賞受賞、監督の実家は高岡市、となったんですから、うれしいですよね!

私も高岡市民として(今月からですが…)、祝福したいと思います。




映画「おくりびと」は、遺体を棺に納める納棺師が主人公。

生と死は、全人類共通のテーマ。

国境、文化を越え、映画の心が伝わったのでしょう。


「人は誰でもいつか、おくりびと、おくられびと」


確かにそうですね。

自分はまだまだ“おくりびと”と思っていたらとんでもない。

今晩、“おくられびと”になるかもしれません。


お釈迦さまは、

「出息入息(しゅっそくにゅうそく) 不待命終(ふたいみょうじゅう)」

と説いておられます。

吸った息が吐き出せなければ、吐いた息が吸えなければ、死後の世界へと旅立たねばなりません。


映画の英語のタイトルは「Departure」。「旅立ち」という意味の単語です。

そう、人は死んで「無」になるわけではなく、果てしない未来に向かって、生命は流れてゆきます。


しかし、人間死んだらどうなるか?

行き先がわからぬままで、人は安心して死を迎えることができるでしょうか?

「旅立ちなんだから…」

と気休めを言っても、後から後から不安の闇が心を覆い尽くします。


元東大宗教学教授の岸本英夫氏は、ガンと闘って10年、壮絶な闘病の記録を遺しています。


死の苦しみについて、人々が、まず思うのは、死にいたるまでの肉体的な苦しみである。

 高い熱がいつまでも続く。胸が、しめつけられるように苦しい。呼吸が困難になる。

 そして、ついに、断末魔の苦しみが来る。

 口からはあわを吹き、大小便を垂れ流して、あえぎながら、最後の息を引きとる。

 思っても、ぞっとすることである。

 そこで、死にいたるまでの病の苦しみさえなければと、人々は考える。

 しかし、問題は、それほど単純ではない




 死の苦しみの中には、もっともっと、深刻なワナがかくされている。

 肉体的な病気の苦しみは、かりにそれが苦しくても、それは、死にいたるまでの、ことである。

 死そのもののもたらす精神的な苦しみは、別のものである。

 死自体を実感することのもたらす精神的な苦しみが、いかに強烈なものであるか




 これは、知らない人が多い。

 いな、むしろ、平生は、それを知らないでいられるからこそ、人間は幸福に生きていられるのである。

 しかし、死に直面したときには、そうはいかない」

(『死を見つめる心』より抜粋)


“死なんて、自分の思い一つだよ。

 「こわい」と思えば怖いし、「何ともない」と思えば何ともなくなるものだ”

果たしてそんなことを言っておれるものでしょうか?


“ガンなんて、自分の思い一つだよ。

 「こわい」と思えば怖いし、「何ともない」と思えば何ともなくなるものだ”

“不景気なんて、自分の思い一つだよ。

 「こわい」と思えば怖いし、「何ともない」と思えば何ともなくなるものだ”


とさえ言っておれないのに、まして「死」の問題は、私たちの“思い”で決まるものではありません。


仏教は、私たちの「死んだらどうなるかわからない心」こそ、人生を根底から不安にさせる根本原因と教えて、
その真の解決の道が教えられています。

その解決がなされたとき、はじめて「人間に生まれて良かった」と心からの喜びがわきあがり、
本当の幸福の身に生かされるのだよ、と教えられているのです。

(*^-^)

■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

今日のお昼は、チキンでした☆

トマトソースがグッド!!




ひまわり日記 ~浄土真宗布教使のつぶやきブログ~-チキン.jpg



もう一つアカデミー賞を受賞した映画がありましたね。

短編アニメ映画賞を獲得した「つみきのいえ」

加藤久仁生監督は、私の知人と出身が同じ大学の同期生とか。

世界は狭いなぁ…、と思いつつ、ますます日本人が世界を舞台に縦横無尽に活躍することを念じたいと思います。

(*^-^)

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 ぴょんたの
  ひまわり日記
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[発行人]
森安秀邦(ぴょんた)

[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯(笑)
小学生のときは、サッカーに没頭。
中学時代は、香港で過ごし、
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツも好きですが、美術系も好きです。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
浄土真宗親鸞会の講師として法話や勉強会などで話をしています。

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