こんにちは。
昨日の夜は、大阪の淀川区民センターで講座でした。

親鸞聖人は、初めて公然と肉食妻帯(にくじきさいたい)された方として有名ですが、
なぜそれをなされたのか、真意を知る人は多くはありません。

当時、僧侶は、肉を食べてはならない、結婚してはならない、というのが常識でした。
それを真っ向から破られた方が親鸞聖人でした。

親鸞聖人のなされたことを通じて、本当の仏教の教えが明らかになります。

次回の大阪での講座は、淀川区民センターにて、12月16日(火)13:30~15:30を予定しています。
はじめて参加ご希望の方は、メールでお知らせ下さい。

さて、昨日の話の続きを、紹介しましょう。

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ようやく東大寺の大門にたどり着いた。

しかし、あまりにも広大な寺院に圧倒されてしまった。

「公家が参拝するような、こんな寺の大僧正様が、自分の子であるはずがない」

いったん、あきらめようとしたが、どうしても思い切れない。

たまたま通りかかった僧に、

「良弁大僧正様にお会いしたいのですが……」

と願い出た。

「私たちでさえ、めったにお側へ近づくことができない偉い方です。

 失礼だが、そなたの身分では、到底かなうまい」

と、すげない返事。

しかし、わが子を捜し求めていることを、涙ながらに訴えると、

「良弁様は、毎日、杉の大木の前を通られます。

 今、そなたが語ったことを紙に書き、木に張っておけば、必ずや読んでいただけるだろう」

と教えてくれた。

緋(ひ・濃く明るい赤色)の衣を着た良弁が輿(こし)に乗って杉の木に近づいてきた。

多くの供人を連れている。

老母は遠くで平伏し、見守っていた。

良弁は、木の前で輿から降りて、

「人間として、この世に生まれ、仏法を聞けるようになったのは、

 まさに父母のおかげであります。

 大恩ある両親は、今、どこにましますのでしょうか。

 一度でいいからお会いしたい……」

と念じていた。

そのうちに、木に張ってある紙に気がついた。

一読して良弁は、

「これを書いた人を探してくれぬか」

と供の者に命じた。

「この近くには、みすぼらしい老女が一人いるだけですが……」

「かまわぬ、その方をこれへ」

老母は、恐る恐る前へ出てきた。

良弁は優しく語りかける。

「この紙を張った人を見ませんでしたか」

「それは……、おそれながら、私でございます」

驚いた良弁、

「私もワシにさらわれた子供の一人です。詳しく聞かせてください」

と尋ねずにおれなかった。

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良弁は、我が子なのか!?

いよいよ次回、話は最終回へ。


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

今朝は、すっごい雷と雨。

昨日はあんなにいい天気だったんですが、岡山に帰るのが憂鬱です…。

明日は富山に行くんですが、ちょっと寒くなるとかいう情報も。

皆さんも、くれぐれも風邪には気をつけてくださいね☆


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[発行人]
Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれる。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯。
高校時代は、長崎で過ごし、陸上部に所属。
大学では工学部の環境工学を専攻。
ベイクドチーズケーキと肉じゃがが大好物。
現在、浄土真宗の講師として活動中。

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