こんにちは☆
今日は父の日ですね♪
話の続きが、遅くなって申し訳ありません。
昨日、広島に久々に来てみまして、以前とあまり変わらず、懐かしい思いが致しました。
では、早速、続きです。
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借金返済を目的に絵を描いてもらいたいと頼んだお爺さん。
それに快く応じた画僧・五岳の絵を売りに行ったところ、果たしていくらで売れたのか??
(つづき)
「本当に二枚で、これだけじゃなぁ」
そこには、爺さんが見たこともない、一円紙幣が十枚も並べられていた。
夢中で懐へねじ込むと、目を丸くして尋ねる。
「旦那さま、ありゃ一体なんの絵かいな」
「おまえさんあの絵を知らずに売りにきたのかい。
あれはなあ、“ねびきのラン”といって、めったに描いてもらえぬ五岳さまの十八番じゃ。
それをおまえは、二枚も描いてもらったのじゃ」
たまげた爺さん、すっ飛んで帰り、
「驚くな婆さん、あの絵がこのとおり十円で売れたんだぞ。
すぐにお寺へ芋を持ってゆかにゃなあ、おまえも付いてくるんじゃ」
目を白黒させている婆さんと一緒に寺へ行き、
「ご院さま、有難うございました。あの絵が十円で売れました。この芋あげます」
爺さん、感泣している。
「ああそうか。一枚十円か」
「いやいや、二枚で十円くれました」
「そりゃ安く売ったのー」
「へえ!まだ安いんですか」
「そうじゃなあ。一枚十円でもまだ安い。
まあ上がって、その押し入れの長持の蓋をとってごらん」
言われるままに長持の中をのぞいて老夫婦は驚く。
そこには同じ絵が何千枚とも知れぬほど詰まっていた。
「ワシのねびきのランは、今では少しは認められるようになったが、それまで何万枚描いたか知れぬ。
つまらぬものはその場で破ってしまったが、捨てるには惜しい、
さりとて世間に出すには気が引けると思って一枚残し二枚残ししたものが、その長持の絵じゃ。
それぞれに骨折りのあるものじゃ」
おどろいて聞いていた老夫婦は、数々の無礼を心から謝罪したという。
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こんなものに、一体、何の価値が?と思うようなものが、
ビックリするほど値のあるものがある。
○~思い出日記~○
昨日から、東広島に来てます。
JR西条駅を降りると、なつかしい景色が…。
西条は、お酒でも有名。
酒蔵が立ち並んでます。
岡山から2時間ほど。案外近かったです。
(*^-^)
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発行人:Hidekuni Moriyasu
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