今日は大阪に来ています。

最近、感じるのは物価が上がったなぁ、ということ。

大阪にきたとき、いつも利用する食事処のおかずの値段が、
「あれ?こんなに高かったっけ?」
と思ってしまう値段になってました。

今日のお昼は、ごはんと野菜炒め…。
あぁ、こんなはずではなかった…。

とボヤいてないで、早速、内容に入りましょう。
今回は、私の先生の著書から仏教の教えを紹介しましょう。

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「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」
総ての人間は平等であることを、福沢諭吉は喝破した。

人間的には白人も黒人も、有色人も大臣も乞食も変わりはない。
一皮はいだら同じ人間であることに間違いない。

けれども現実は、人間ほど不平等、差別の激しいものはない。

生まれながらの賢愚美醜、強弱貧富等の差別や、各人の身上に起こる様々な事件なども、千差万別、億差兆別、
実に複雑怪奇であることも認めざるを得ない事実である。

金持ちの家に生まれる者もあれば、手から口への、その日暮らしの家に生まれる者もある。

利口な者、馬鹿な者、健康な者、病弱な者、
同じ学校を出ても大学の教授になる者、会社の部長、家業を経営する者、職業を転々と変わる者、事業に失敗して自殺する者、
妻を亡くする者、交通戦争の犠牲になる者、等々雑多である。

広島へ原爆が落ちた朝、郊外電車が満員で一台見送った人が助かり、我れ先に乗り込んだ人が爆死している。
ひと電車の違いで、生き残る人と、死ぬ人が別れる。

このようにすれば間違いなくこうなるだろう、と思ってやったことが、とんでもない結果になって、
一体、今後どうすればよいのか、途方に暮れることもしばしばある。

いくら真面目に仕事をしているからといって、必ず成功すると言うものでもないし悪人だからといって、必ず不成功に終るとも言い切れない。

善人の失敗者も多いが、悪人の成功者も少なくない。

支那(しな:中国)の顔回は、孔子の門弟で最高の人格者であったが、極貧な生活で、しかも夭折(ようせつ:若死)した。
盗跖(とうせき)という大泥棒は悪事の限りを尽くしながら、富貴栄華を極めて死んだ。

孔子は、この二人の人生を対照して「あゝ、天道、是か、非か」と嘆息している。

このようなことは、我々の身辺には、いくらでもあって
「正直者は馬鹿をみる、やりたい放題やりちらせ」
と言うような自暴自棄になる者やら、
「これはどうにもならない運命なのか」
と、アキラメ主義になる者もいる。

自分が不幸になると、すぐに「あいつが悪い」「社会が悪い」と、それらを怨む者も多い。

むろん、本人の注意や努力、環境や社会機構なども、大いに我々の運命に関係を持っている。
世の中の仕組を変えることによって、できるだけ格差を少なくすることはできるし、無くできる悲運もあるであろう。

しかし、持って生まれた知能指数や性格等、どうすることもできぬものも多々ある。

どうして身体不自由児に生まれねばならなかったのか。

なぜこんな子供を生まねばならなかったのか。

なぜ日本人に生まれたのか。

なぜこんな親を持たねばならなかったのか。

なぜ女に生まれねばならなかったのか。

と悲運の原因を模索しているが、現代人は、結局は「判らない」とアキラメてしまう。

ここに仏教は、過去、現在、未来の三世の実在を説き、それを貫く因縁果の大道理を示すのである。

我々の現実は、限りなき時間と、限りなき空間の上に成り立っている。

因縁果が和合して、過去、現在、未来と続くのであるが、現世だけしか知らない現代人の目の届く範囲はごく限られている。

蒔かぬタネは絶対に生えない。結果があれば必ずそうなる因と縁とがある。だから現世だけの結果を見ただけでは、原因のつかみようがないのである。

頼山陽(らいさんよう:儒学者)は、釈迦が孔子と相撲をとって、打ち負かされている画を描き、
仏教者の雲華院大含(うんげいんだいがん)に「この絵に、賛をしてくれ」と言った。

すると大含、しばらく考えてから筆をとり、
「孔子三世を知らず、釈迦顛倒(てんどう)してこれを笑う」
と書いたという。

人生を、今生のみにおいて捕らえ、道徳、倫理生活を強調する現代人も、仏教よりすれば、抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)ものにすぎない。

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私自身も、自分の境遇について、自分の受けた結果について、いろいろ悩み、考えました。
でも、結局、周囲の人のせいにしたり、社会のせいにしたり…。

仏教が教える「因果の道理」は、実に驚くべき教えでした。

戦前は、「因果の道理」の話など、家庭で仏教の教えにふれる機会も多かったそうですが、
今日はほとんど話されることがないようで、非常に残念に思います。

現代の人が、もっと仏教の教えにふれられるよう、私自身、努めていきたいと思います。
(*^-^)

○~思い出日記~○

最近、暑いとき、疲れたとき、ちょっと炭酸を飲みたくなったりします。

小学生のころは、炭酸飲料大好きだったんですが、高校時代から飲まなくなりました。
きらいになったわけではないんですけどね。

ときどき飲むと、妙においしいなぁ、と感じたりします。

やっぱりたまに飲むのがいいのかな??

あ、でも、ビールのことじゃないですよ(笑)

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発行人:Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

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