先週の土曜日から、今日(月曜日)の午前まで富山にいました。
雨が降ったせいか、夜は肌寒く感じるくらい、富山は涼しかったです。

今晩から明後日にかけて大阪です☆

さて、しばらくぶりですが、前回の続きです。

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自分のやっていることを深く反省すると、全活動の土台が揺らぎ始めます。

もしかしたら私は、自分が何を望んでいるのかも知らず、たまたま目の前にある目標ばかり追いかけているのではないだろうか。

そんな心配がよぎります。

自分のやっていることは、すべて無意味なのではなかろうかと、恐ろしい予感に襲われます。


私の人生に、どんな意味があるのか?
すべて間違っているのではないか?


これほど耐え難い不安はありません。

そこで人々はできるだけ早く、こんな問題を忘れて、皆が求めているものを自分も追いかけて、安心しようとするのです。

失敗したら大損をするような、難しい選択を迫られた時、いちばん手軽に安心できる方法は、大多数の人に合わせることでしょう。

今日はパソコンや携帯電話で簡単に株の売買ができるようになったので、自分も株を始めようと考えたとしましょう。

株の売買をするには、まず証券会社に口座を作らなければなりません。

ところが手数料がどうとか、どれだけ説明を聞いても、どの会社がよいのか分からなかったとします。

そんな時は、「利用者がいちばん多いところなら安心だろう」と考える人が多いのではないでしょうか。

「自由な人生」とは、自分の人生を自分で決める人生です。

そこには「自分の責任で、独りで決断しなければならない」という孤独と、「もし選択を誤ったら大変だ」という不安が付きまといます。

そこで人は、負担が重い「自由」よりも、手っ取り早い「安心」を求め、せっかくの「自由」を捨てて、みんなと同じような人生を選んでしまうのです。

これをフロムは「自由からの逃走」と呼びました。

自分の道を自分で決める不安に耐えるくらいなら、
ヒトラーのような独裁者であれ、新興宗教の教祖であれ、誰かに進む方向を決めてもらったほうが、余程楽なのです。

できるだけ早く、誰かに自分の人生を預けて、安心したいのが人間です。

ドストエフスキーは、全作品の白眉の中の白眉といわれる「大審問官」の詩で、
「人間と人間社会にとって、自由ほど堪えがたいものは、いまだかつて何一つなかった」と言っています。

人間は、自由に好きな道を進みたいと願いつつも、重苦しい自由はさっさと捨てて、大衆と同じ道を進んで安心したいのです。

人間の存在は、矛盾以外の何ものでもありません。

『男のための自分探し』(伊藤健太郎著・一万年堂出版)より
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非常に考えさせられる内容です。

大学の入学式は、みんなスーツを着てくる、と決まっているから、
「さて、どんなスーツにしようか」と店で選べば良い訳です。

でも、「何を着てきてもいいですよ。自由ですから」と言われると、かえって困るでしょう。
「他の人は、どうするのかな?」と気になったりします。

人生を選択するとなると、どうでしょう?
必ずしも高校に行く必要もなければ、大学に行かねばならない、という社会的ルールもありません。

しかし、多くの人は、そのような道を選びます。
それが、将来、就きたい職業があり、その専門知識を修得するために必要だから、ということであれば、必要な進路の選択と言えるでしょう。

私が毎年、大学の新入生と接する中で「どうして大学に入ったのか?」と尋ねて明確なビジョンを答える人はほとんどありません。

もっとも多い回答が「とりあえず」なのです。

「みんながそうするから」という安心を求めての大学進学が理由なら、
高い授業料を払いながら、授業中に居眠りしたり、休講通知を見て喜ぶ姿は、なるほど納得できます。


○~思い出日記~○

どんな時に充実を感じるか?ということを考えてみました。

趣味に没頭しているとき、本を読んでいるとき、
カラオケ、旅行、などなど、自分が好きなことをやっているときが、
まず思い浮かんできます。

う~ん、だけど、何となくそれらの充実は、そのとき限り、という感じ。
また、他に優先することがあるときは、後回しにしてしまう充実です。

いろいろ考えてみて、やはり他人に喜んでもらえたときの充実感は、
大変大きなものだし、後々の自分の人生に大きな影響を与えるなぁ、と感じます。

何か自分がやらないといけないことがあっても、
その人のためなら、と思ってやったことは、確かに大変なんですが、やりがいがあります。

他の人が、人のために一生懸命な姿は、見ていて感動を覚えますし、やる気が出てきます。

ついつい自分のことを優先してしまいがちなんですが、
自分の都合を優先させずに、まず周囲の人、他の人のために、
何かできることはないか、と考え、行動できるように自分を改めてゆきたいです。


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発行人:Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

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