今日は、夜6時半~8時半、大阪の淀川区民センターで文化講座です。
参加自由の講座です。ご参加お待ちしてます。

ではでは、玉耶経のお話、続けましょう。

(前回までのあらすじ)

給孤独(ぎっこどく)長者が、息子のために選んできた嫁である玉耶(ぎょくや)は、絶世の美女であったが、
妻としての務めを果たさず、遊びほうけるばかり。

困った長者がお釈迦さまに相談し、自宅で開く法話で玉耶に説法を聞かせるつもりであったが、それを知った玉耶は激怒。
引きこもってしまった。いよいよお釈迦さまが来られたが玉耶は出てこない。

・・・・・・・・・・
お釈迦さまは、一人、前へ進まれ、玄関前に立たれた。

やがて、眉間の白豪相(びゃくごうそう)から光明を放たれたのである。
すると驚くなかれ、光明に照らされた長者の家が、すべてガラスか水晶のように透き通ってしまった。

押し入れの奥で身をかがめ、息を殺している玉耶の姿が、丸見えになってしまったのである。

見えなくてこそ隠れる所詮があるというもの。
見透かされていては、押し入れなどに隠れておれるものではない。

部屋から飛び出て、玄関前に姿を現した。

「玉耶、そなたよく出てこられましたな」とお釈迦さま。

玉耶から言えば
「出てきたのではない。あなたが出てこずにおれないようにしてしまわれたのではないか」
と内心、思っているが、仏の徳の前には、
「お釈迦さま」
と自然に手をつき、頭を下げる。

「玉耶よ、そなたは世の中に七通りの婦人のあることを知っているか」

「知りません。どうかその七婦人についてお聞かせ下さい」

こうしてお釈迦さまのご説法が始まった。


【七婦人】

1.母の如き婦人
2.妹の如き婦人
3.善知識(ぜんちしき)の如き婦人
4.婦(ふ)の如き婦人
5.婢(ひ)の如き婦人
6.怨家(おんげ)の如き婦人
7.奪命(だつみょう)の如き婦人


●1.母の如き婦人
主人に仕えること母親が子どもを可愛がるような、母性愛の強い夫人。

●2.妹の如き婦人
妹が兄に従うように、素直でやさしく、おとなしい奥さん。

●3.善知識の如き婦人
善知識とは仏教の師匠。
善知識が衆生(すべての人々)を正しい道に導くように、主人をうまく導く。

夫が賭け事や道楽にふければ、普通の奥さんはヒステリーになり、主人に当たり散らす。
そんな妻の姿を見れば、余計に面白くないから、家に戻らなくなる。
結局、夫を別の女性のところへ追いやってしまう。

この善知識の如き婦人はそのような愚かなことはしない。
自分のどこに不満があるのか反省し、主人の道楽をやめさせるにはどうすればよいかと考え、方策を実行に移す。

賢夫人といわれる類の女性のことである。
日本なら山内一豊の妻などが代表的。

●4.婦の如き婦人
世間並みの奥さん。時に夫婦ゲンカもするが、すぐ仲良くなり、共に生活をする。

(つづく)
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5~7番目については、次回にしましょう。
(*^-^)


○~思い出日記~○

前回の、花の画像は、「アメリカフヨウ」という花でした。
日記を読んでいる方が調べて下さいました。

アメリカ生まれの宿根草。
冬には地上部が枯れてしまって影も形もないのに、夏までにはまた2メートルほどに生長。
真夏になると、直径20センチくらいの大きな花を次々と咲かせ、その存在の大きさに驚かされます。
赤、白、ピンクなどの花色があります。

ということでした。
ありがとうございました!!
(*^-^)/

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発行人:Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

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