こんばんは☆
今日は、朝から夕方まで金沢で、夜8時半ごろ、岡山に帰りました。
雪がけっこう降っていて、今週の土曜日から来週の月曜まで富山に行くので、ちょっと心配です。
明日は、岡山で午後から文化講座を予定しています。
電話での新しい申込みの方もあって、楽しみです。
今日は、文学の世界から。
ロマン・ロランという人をご存知ですか?
フランスの文豪、ロマン・ロラン(Romain Rolland 1866~1944)は、トルストイやミケランジェロの生涯を描き、ベートーベンの生涯を描いた主著『ジャン・クリストフ』により、1915年にノーベル文学賞を受賞しています。
平和主義者・ヒューマニストとして、戦争・ファシズムと戦いました。
日本に大ブームを巻き起こした倉田百三(くらた・ひゃくぞう)の『出家とその弟子』を読んで感動し、倉田百三に手紙を送って激賞しました。
※『出家とその弟子』は、親鸞聖人と、歎異抄の著者と言われる弟子・唯円のことを描いた作品。
『出家とその弟子』のフランス語版には、序文まで添え、次のように絶賛しています。
「現代のアジアにあって、宗教芸術作品のうちでも、これ以上に純粋なものを私は知らない」
さらには、次のような文学的な表現で親鸞聖人をフランスの人々に紹介しています。
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「親鸞聖人(1173~1262)は、13世紀に日本仏教の最大宗派である真宗を創設した。
貴族の血を引き、京都近郊に生まれた彼は、人間と無限との、心やさしき仲介者として師・法然のあとを引き継ぎ、天と地を近づけ、仏陀の恵みを万人の手の届くものとした。」
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今、親鸞聖人のことについて書かれた「歎異抄」が大変なブームとなっていますが、その正しい意味を皆さんに知って頂けるように、私もがんばりたいと思います。
○~思い出日記~○
今回は、文学のことを紹介しましたので、それについての思い出を。
私は、比較的読書好きな少年でした。
(もちろん、マンガばかりではないですよ!!)
中学・高校時代は、時代小説に胸をときめかしたものでした。
吉川英治の「宮本武蔵」(全8巻)「三国志」(全8巻)は、それぞれ長編でしたが、「長い」と感じることなく、「次はどうなる?」と引き込まれるように読みました。たしか中学生のときでした。
司馬遼太郎の「風神の門」も厚みのある本で、高校時代、あることで入院した時、母が暇な私のために持ってきてくれて、忍者ものだったのですが、大変面白かったのを覚えています。
後にテレビでも放映された「剣客商売」シリーズは、予備校時代に読みました。
津本陽の「柳生兵庫之介」も面白かったし、山田風太郎の忍者ものも好きでした。
忍者とか、剣術といった、昔の男の強さに魅力を感じたのだと思います。
小説は、自分でイメージを膨らませる楽しさがありますね。
マンガや映画にない魅力があります。
(*^-^)
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発行部数:45部