現場に行くと、廃棄物が出る。
昔から
『混ざればゴミ、分ければ資源)
と言われているように、徹底した分別を行っていけば、単なるゴミから、有価物へと変わる。
うまくいけば、廃棄物処理にお金を払うどころか、価値あるものとしてお金だってくれるところがある。
肝は、最初の段階から、そこがイメージできるかどうか…
だと思う。
私は昔から片づけるのが苦手だった。
だけれど、それではマズイと思いたち、片付けるためにはどうあるべきかをよく考えるようになった。
まずは、モノの購入を最小限にすること。
そして買って使い切ったあとは、できるだけ分別するようにした。
段ボールなどはそうなのだが、しっかりと広げ、立体物を平面に置き換えることで、嵩を減らした。
そうすれば、スペースもとらず、またそれは価値あるものとして、取り扱うことができるようになる。
生産性というときに、底の部分はかなり見落としがちだ。
なぜならそれは生産するものには直接的に関与しないものだからだ。
しかし『仕事』という意味では、そういうことも含めての仕事である。
ものをつくることが動脈だとしたら、始末をし廃棄物を処理するのは静脈だといえる。
いかに、静脈をつかみきっているか…
成功のためには、そこもまた重要である。