無駄なものに一生懸命取り組む | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

日曜日に、ダブルフルマラソンがあります。

 

100、88、66、44キロとカテゴリーがあります。

私は、100キロを走りますが

『よくそんなものに出ますねー』

 

ってよく言われます。

私も冷静に考えると、そうだなって思います(笑)

 

『走ること』そのものには、何ら生産性がありません。

自分の健康には多少つながるかもしれませんけど、それをして世の中のためになっているかというと、さてどうなのでしょう。

 

でも、この大会には2000人近い人が出場し、その人気はうなぎのぼりで、1日で完売してしまうんです。

しかも、エントリーフィーも10000円を超え、そこそこ高いです。

 

もう、変態としかいいようがありませんね。

でも人は何かに熱狂し、時に、信じがたいと思われるような金額を出すこともいとわない。

 自分にとって価値あることでも、他人にはまったく価値のないものもあります。


無駄であるかどうかというのは、その人自身が決めること、もっといえば、自分自身でさえ、それが価値あることかなんてわからないことだって多い。

 

そう考えると、自分にとっても大事かどうか半信半疑であっても、一生懸命に取り組むことに価値があるということ。

 

マラソンを懸命に走っている姿は、やがて人に伝播し、人の心を動かし、それを応援したり、自分自身の人生を重ねたりします。


走るという何ら生産性のないことが、一生懸命の魔法をかければ、それが価値のあることに変わる。

 

世の中はすべてがそうなのでしょう。


自分が、そこに何かを注ぎ込むことによって、何かが生まれ、それは価値につながっていく。

 

そのことそのものに価値があるのでなく、それを行う一生懸命さに価値がある…そういうことなのだと思います。