禁止する行為は、もっとも安易な逃げ方 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。



昨日は、我が子が通うPTAの役員会がありました。

 

夏休みの活動のこと

運動会のこと

資源回収のこと

 

いろいろと話あいました。

 

私は、以前子どもたちが行う活動が、どんどんと狭まっていることに対して不満を抱いていると妻に伝えたことがあります。

 

そうすると、こういわれました。

『そんなに言いたいことがあるんなら、あなたが役やって変えて行ったらいいじゃない…』

 

語意。

 

そんなわけで、昨日そんなチャンスを得たと思い、率直に自分の思いを皆さんの前で伝えました。

 

しかし

『もし事故があったら取り返しのつかないことになります、だから…』

このフレーズは、もう強烈なインパクトがあります。

 

ここを切り崩すのは本当に難しい。

 

去年、うちの学校では前代未聞な出来事だったと思うのですが、子どもたちの夏休みのプールが、あまりに気温が高くなりすぎ、中止になったということがありました。

 

熱中症への危険度があまりに大きい…というのが理由だと聞いています。

家から学校への移動の熱中症対策。

そして、プール水温があまりに高くなりすぎるという危険。

 

そういうことを総合的に判断されて、教育委員会からも厳しい中止勧告があったと聞いています。

 

夏休みという暑い夏を気持ちよくすごすためのプール活動は、子どもたちにとってもっとも楽しみの一つだと思っているので、そうなってしまったことに本当にがっかりした思いがしました。

 

しかし、このもし何かがおこったら…

というリスクに対応するだけの知恵をもちあわせていなく昨日の会議でも私は、それに対する答えを導くことができませんでした。

 

今年も、もしそういう事態が発生したら、中止を決定せざるを得なくなりそうです。

 

本当に力不足で申し訳ないです。

 

私は世の中がどんどんと『安全』という名のもとに、活動の範囲が狭まっていくことが本当に残念でなりません。

 

一方で事態を変えるには、言葉だけでは替えることはできません。

いろいろ調べたり動いたりして、行動しなければ何も変わらないのです。もし変わらないとするなら、それは自分自身の行動がなかっただけであります。

 

行動の範囲を狭めてリスクを回避するのではなく、さまざまな手立てを行い、リスクを回避する。

 

今の私たちに欠けているのはそういうことなのでしょう。