先日、衣類を修理に出しました。
ひとつは、ダウンジャケット。ファスナーの部分が壊れてしまったのと、マジックテープの部分がほつれ、外れかかってしまっていました。
もう一つは、いわゆるイージーパンツ。これもポケットについたマジックテープがほつれ、外れかかっていました。
しめて10,000円オーバー。
高いか安いかという判断は人それぞれあろうと思います。
さすがに、ダウンジャケットで1万円はないだろうけど、パンツなら、修理代で同じようなものを買えるんだろうと思います。
店員さんに、状況を説明し、引き受けていただきましたけど、まったくもって毅然と受付してくれました。
まあ、そこのメーカーが昨今しきりに、そういうキャンペーンをしているから当然でもあるんですが、あたらめてそういう態度が、消費者としてはうれしかったです。
商品についているタグをみると、製造年がわかるらしく
『17年履いてらっしゃるんですね』
とおっしゃっていただきました。
私自身は、まったくもって、いつ買ったのかということすら認識がなかったのですけど、改めてそう聞くととても感慨深いものがありました。
修理するのは、もちろんこれからもその商品を使い続ける覚悟があるからなんですが、どこまで使い続けられるのか…そういうことへの挑戦というと大げさだけど、なんとなくワクワクしています。
私自身、いくつかのブランド品を持っています。
ですが、だいたいそういったものって修理が効くことが多いです。
一般的に使用状況から判断するに、修理するに値しないというものもあるのですが、わざわざそれをもっていって、一旦は可能かどうかを聞いていますが、懇切丁寧に対応してくれて、さすがだなぁって思います。
だから、ブランドがブランドたるゆえんなのでしょうけど。
メーカーは商品をつくって売ることで利益を成り立たせるのが一般的だと思います
だけれど、修理できるものは修理してもう一度世に登場させる…そうやって利益をなりたたせたっていいんです。
そのためにかかる手間は費用として計上し、お客様からもらったらいいのです。
効率はよくないかもしれなけれど、これからの世の中はそういうものもどんどんと台頭する時代だと思います。
お買い物ではなかったですが、そういう一連のやりとりにウキウキとしたオッサンなのでした。
※写真のパンツもお店の人曰く17年ものなんだそうな…色褪せはしているけど、まったくの健在。