伝統を引き継いでいくこと | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

わんぱく相撲美方場所が、7年ぶりに開催されたニュースを青年会議所の後輩のfacebookで拝見しました。

 

7年前に途絶えたときの、まさにその時の理事長を務めていたのが私です。

 

途絶えたというと自然消滅的にそうならざるを得なかったような感じに聞こえるけど、正直いうと、私がつぶしたと言っても過言ではありません。

 

だから、まさに確信犯という方が正しいかもしれません。

 

 

 

この行事は、過去の先輩が立ち上げて、それ以降ずっとうち(美方)の青年会議所の顔ともいうべき、メイン事業でした。

 

毎年の事業ですから、過去から積み上げた経験の蓄積で、運営ノウハウも蓄えられてきました。

 

しかし、ある時からふと気づくと、消化事業になっていきました。

 

なぜ、この事業をやるのか、なぜ必要なのか…。

 

私自身もそこには、しっかりとしたものを見いだせなかった部分もありました。

 

加えて、当時、青年会議所のメンバーは一人二人と減っていき、ついには、4人になってしまいました。

 

おそらく、理念さえしっかりしていれば、やり方はいかようにでもなったに違いありません。

 

ですが、気持ちが私自身がそこに置くことがなくなってしまいました。

そうなってしまえば、もうやることがただただつらいだけでした。

 

私はその時の理事長という総責任者として、相撲協会に、もう続けられない旨を伝え、そこで幕引きをしました。

 

今こうやって、後輩たちが意味を見出し、新たな再出発をきったことは本当に敬意を表したいと思います。

 

浜坂は、過去に大相撲の力士を何人も輩出してきた相撲のまちです。その町が再び『わんぱく相撲』を開催することは自明の理でもあります。

 

再び、こうやって開催まで運んできたことに、今の理事長をはじめ、多くの苦労があったのだろうと思います。

 

しかし、そういった困難をはねのけるのに、『なぜこの事業が必要なのか』と答えをずっと自問自答し、そして一つの解をみつけたのだと思います。

 

その解こそが、次代へと引き送っていくための鍵でもあります。

どうかその鍵を大切にしていただいて、未来永劫つながっていくようにつなげていってほしいものです。

 

次代へつなげなかった私自身がいうことに何の説得力もないですがね…。