最近、うそかほんとかわかりませんが、某国の資本が、北海道の原野を買いまくっているのだといううわさをよく耳にします。
私が知りうる知識では、土地の購入に関して、一定規模以上になると国の許可が必要になってくるので、そういうところに一応のチェック機能はあるのでしょうが、外国人が購入してはいけないという規制までは引いてはいません。
隣にある某国が日本海にある島をわが物顔で不法占拠したり、東シナ海に浮かぶ自国めがけてこれまた某国が占拠しようとしたりして、大きな国際問題になっているわけですが、自衛隊などの防衛力などをもってしても、実のところ、領土、領海問題はあっさりと、内側から崩れ去るんじゃないかとなんとなく不安に感じるところです。
結局、世界の争いの多くは、土地に関するものであることが多いわけですが、自治というローカルのことに関しても、同様のことがいえるのではないかと思います。
昨今、都会で暮らすようになり、先祖代々から受け継いできた土地建物を管理できなくなってしまい、手放す事例をあちこちで聞くようになりました。
そういった中で、そういった物件を地元以外の人が購入をするケースが増えてくるようになりました。
買うこと自体、他人がどうこう本来は言うべきものではないですが、地元以外の人が買うことに大きな懸念を持つのは、そこの生活のベースがないので、その場所に対する愛着がない場合が多いということです。
生活者がその土地を手に入れれば、一般的には、そこをよくしようという意識が働き、そうそう身勝手なことはしません。
しかし、そこに生活の基盤がない人は、そもそもそこに愛情のかけらもないので、生活者のことを慮ることもほとんどないし、そうなると、土地の利用が無秩序になることが多にしてあるということです。
だから、やはり土地はそこで暮らす人の手中にあることが大事なのです。
どの地域も少子高齢化、過疎化の波にのまれているところがほとんどです。この問題は今後ますます大きくなることが予想されます。
地元にいる人間はなんとしても、歯を食いしばってその土地を守っていかなくてはいけないのです。