私は、両親からたくさんのことを学んでいますが、『モノを大切にする』ということは徹底的に教えられたと思います。
だから、食事を残すことにものすごく罪悪感を感じるし、服もなかなか捨てられません。
捨てるのが嫌だからモノを持つことにとても慎重です。
昨今、空き家問題がクローズアップされ大きな社会問題となっています。
ですが、そういった空き家を次の社会に活かすべく、さまざまな知恵と行動力で再生させる事案も増えてきました。
私もぜひそんな仲間に入りたいと実践してみますが、なかなか思うようにはなっていません。
先日とある古い物件を改修したカフェにふと立ち寄りました。
何十年と使われたであろう建物。
床、壁、柱…。
傷ついたり、色褪せたりいにしえの人々の生活の足跡が随所ににじんでいます。
そういう一つ一つが刻まれることで、モノが単なる物体ではなく、あたかも命をやどした生命体の容認思えてきて、いとおしさえ感じるのです。
あーたまらないなあ。
私は古い建物が好きです。