人の成長には、ある程度の失敗はつきものだ…
とよく言われます。
とはいうものの、やはり失敗は、何かを失うものですし、そういうものを取り戻すには時間やエネルギーが必要です。
私は、何かをチャレンジして失敗をおそれないことはとても重要だし、それが結果失敗につながっても仕方のないことだとは思うけれど、やはり失敗はできるだけしないがいいに決まっています。
私はできる人というのは、成功した姿をビジュアル化できるのと同時に、失敗の姿も同時にビジュアル化できる人だと思います。
ここでこんな手を打っておかないと、こんなふうになっていく。
そういうことが想像できる人。
それができる人だと思うのです。
以前、車の製造現場では、新車開発をする際に、粘土などでモックアップを作っていたり、ボルボだったか毎日車を何台もクラッシュさせ、そこから安全に関するデータを拾い上げてたというコマーシャルをやっていたことを思い出します。
今は、コンピュータ技術が発達し、モックアップは3次元で表現されるデジタルデータにおきかえられていき、車のクラッシュなどもコンピュータ上で再現させることで、製造のコストを減らしていると聞いたことがあります。
それに近いことかな…なんて思ったりします。
さまざまな失敗の場面を想定し、そうならないためにどんな手を打たなければならないのかということが考えれる人。
失敗から学ぶというのはそういうことだと思います。