小京都が嫌い… | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

小京都とか、○○銀座とか、〇〇のコートダジュールとか…

 

 

よく、そこの地名を比喩するのに、他の地名を使われることがあります。

 

他所のひとから言われるのはまだしかたないにしても、地域のひと自らが、それ言っちゃいかんやろーって思います。

 

相手に自分のところを表現するのに、イメージしやすい言葉なので、ついつい使ってしまいがちですが、そういう言葉を使った時点で、ソコノパクりになってしまうわけですよね。

 

だから、そういうパクったまちづくりをいくらがんばってやっても、結局そこの地特有のアイデンティティなど産まれるはずなく、ショボくなってしまうのですね。

 

そこそこのマチに行くと、まるで、どこかの焼き増しのように、ナショナルストアが点在しています。

 

分かりやすく、便利だと思います。

だけれど、それだけでは、マチはどんどんつまならなくなります。

 

そこでしか売っていないもの、そこでしか食べれないもの、そこでしか感じられないもの…

 

なかなかそれを見つけるのは至難の業ですが、でもそのほうが絶対に楽しいです。

 

もちろん、私自身も京都で学んだり、東京で学んだり、あるいは先日はアメリカにも行ってきましたけど、そこで学びマネをするべきところはたくさんあります。

 

だけれど、それをそのまま移植するだけなら、結局ナショナルチェーンの焼き増しと何ら変わりません。

 

ニューヨークスタイルとか、フレンチスタイルとか、その国、その地域特有の文化は確かにあって、確かにかっこいい。だけれどそれをパクるではなく、自分で言えば、ハチ北スタイル、香美スタイル、但馬スタイルっていうものを発信しきたいものです。