今日、住宅宿泊事業法がスタートしました。
いろいろと物議をかもした民泊もこれで一応のシロクロがはっきりすることとなりました。
メディアによると、airbnb登録していた物件が、6万2000軒あったそうですが、1万4000軒にまで減ってしまったとのこと。
airbnbでは登録されるために、新法に基づいた、物件登録をおこなわなければならないということです。
6月までに登録がまにあわなかったところもあるのでしょうが、相当数が違法民泊をやっていたという事実ですね。
メディアでは、物件登録が間に合わなかった貸す側の不満の声も掲載していましたが、民宿関係者からすると冷ややかにみているのではないかと思います。
『民泊は敵か味方か』
でもお伝えした通り、お客様を有料で宿泊させようとする人は、旅館業法の規定があって、それらをクリアするために、相当の努力を払ってこられました。
『自分の家に泊められて、お金ももらえてラッキー、不動産オーナーとして、賃料もらうより、得だ』
とそんなふうに思われていた人にとっては、そういったハードルすら超えられないことに不満を言うなんて…という気持ちだと思います。
ただ、今回の民泊騒動で気づいたころもありました。
airbnbで提供する不動産物件にしろ、またはお客様との交流を大事にしてきている人にしろ、それで成功するためには、相応の投資や、もてなすための汗をかいているひとだけが成功よりしているということです。
訪日外国人の増加があってマーケットが広がったとしても、強豪がどんどんと増えていくわけですから、単なる寝床を用意するだけでは見向きもされない。
日々、さまざまな努力を行って、お客様に満足を提供しなければならないという、当たり前の事実です。
私たちの地域もより一層の工夫と努力が求められていきます。
これからの時代にあって、私たちの地域が生き残っていく道はそう多くないと思っていて、そのわずかな道の一つが観光です。
『住んでよし、訪れてよし』の言葉にもあるように、私たちの日々の生活をより一層高めながら、これからくるであろう訪日外国人4000万人時代に適応できるよう努力を重ねていきたいものです。