地方創生と言われて久しいですが、私たちの周りの生活が劇的に良くなったという実感には乏しいです。
そんな中で日に日に思うことは、国の施策とかそういうものがあったとしても、結局のところ自分自身、あるいは自分の企業、あるいは地域は自分で守っていかなければいけないということです。
田舎は、国や行政などからの多大な交付金や、補助金などを受けて運営していることが多いですが、だいたいそういうものは、何かの制約を受けることが大きく、そしてそれらを活用するにも、煩わしい手続きを得なくてはいけません。
大事なのは、自分が思うままに、自由に活動ができるということです。
そのためには、自分たち自身がしっかりと地に足をつけてやっていく必要があります。
私の会社では、公共事業を手掛けており、それらの元手は、国などの資金などである場合がほとんどです。
それらの資金を活用するがために、さまざまな申請書、報告書などの分厚い資料を用意していかなくてはなりません。
しかし、実際のところ、お金の使途などを明らかにするためには必要であったとしても、それそのものがプロジェクトに意味をなすものはほとんどないと言っていい。
やっぱり大事なのは、世の中のためになっているのかということで、それを評価するのは、世間一般の人たちであり、役人ではありません。
地域の人に喜んでいただいたのか、お客様が喜んでいただいたいのか…
それに尽きるわけです。
そのためには、買っていただける商品やサービスをとことん磨き上げていくしかなりのです。
今、これだけモノがあふれた時代にあって、何かを買っていただくのはよほどのことがない限り、難しい。
そんな中ですべての人に喜んでもらうことは無理と言っていい。
自分が信じる人に向けて、最大の喜びを与えればいいのであって、、それを必要としない人に提供する必要はない…
と考えるべきなのです。
となれば、もう尖がっていくしかないんです…
この田舎にあっては、どうも横並びの意識になりがちです。
ですが、横並びを意識すると下手すると、みんながコケてしまいます。
誰かを捨ててというはなしではありません。
とにかく自分たちをとがらせて、世界の人も認識してもらうことしかありません。