背景が語れる方がいい | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

 
とある店に並んでいたチョコレートを、即買いしてしまいました。
 
ちょっと大きさがわかりにくいですが、市販されている板チョコのサイズの2分の1、値段は3倍ぐらいですから、正味のところ、6倍ぐらいはするんじゃないでしょうか。
 
だけれど、以前

 

 

という本を読んだことがあって、自分の中にそれが刻まれていたので、躊躇することなく、買いました。

 

甘いものはきらいではないけれど、お菓子など普段から買っているわけではありません。

 

ほんとに気分ですね。

 

あるきっかけがあって『fair trade』というものに関心がいくようになりました。

 

実のところ、私はグルメでもないし、モノに対する目利きができるような選択眼を持ち合わせていません。

 

100円のものと、1000円の質にどう差があるのかなんて、おそらくわからず買っている人間で、そういうことでいうとずいぶん損な買い方をしているほうだと思います。

 

商売において、モノを手に入れるのに、同じ品なら一円でも安く仕入るのは鉄則です。仕入担当としては失格です。

 

ですが、私はできるだけモノにはストーリーがあったほうがいいと思うし、それも含めてそういう値段になっているのであれば、それもありだと思うほうです。

 

今の世の中、人が生活するのに消費できる量は決まっています。

チョコレートが安いからといって、何個も食べる胃袋をもちあわせていません。

 

おそらく、そんな買い方の先は、大量に廃棄される社会だったりします。http://foodlosschallenge.com/

 

 

日本においては、人口減少を迎え、高齢化し、人に必要なカロリーは減っていく一方でしょう。

 

なのであれば、より確かなもの、より安全なものが選ばれるような時代になるべきではないかと思います。

 

つくっている土壌や、気候、人がどんな気持ちで土に向かっているのかモノの背景にじっくりと向き合い、それを頭の中で想像しながら、選んでいく時代なのではないか…

 

そんなふうに思います。