先般、トランプ大統領が、日本を訪れたときは、ワイドショーも含めてその話題で持ちきりだったわけですが、いつもこういうときの大統領の立ち居振る舞いがあーだのこーだのと話題になります。
例えば、天皇皇后両陛下に謁見したときの握手やしぐさが、オバマ大統領と比べてどーだったのだとかまあそれはにぎやかです。
トランプ大統領の胸中はこれいかに…ですが、私がここで申し上げたいのは、他人はそういうしぐさなどから、その人を想像しようとするものだということです。
実際に会ってみると、思ったよりフレンドリーだったとか、その逆だったりだとか、人は外見でははかれないのですが、大方の人は、まずは外見で判断します。
だから、身なりやしぐさはできるだけよくしたほうがいらぬ損をしなくてもすむわけです。
海外の情報もたくさん入るようになると、ある国の人にとってはごく普通の振る舞いも、違う国の人にとっては無礼なこともたくさんあります。
私たちは、日本という国に住んでいるわけですから、やはり日本人としての立ち居振る舞いが求められています。
おそらく、先のトランプさんなどもいくら世界のトップリーダーとはいいながらも、多少なりとも日本における立ち居振る舞いはレクチャーを受けていると思いますが、そういうそのところの固有の文化に従ってふるまうということは私は大事なことだと思います。
ただ、なかなか自分が本当にそれにふさわしい立ち居振る舞いができているかを自覚することは難しく、私自身もよくそのあたりわきまえられてなくて失礼もたびたびあろうかと思います。
『人間は中身が大事』であることは言うまでもないのですが、やはりそれにふさわしい振る舞いを身に着けていくようにしたいものです。