集落 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日のブログでも書いたように、今山陰海岸をずっと、自らの足で歩いています。

 

実際に足で歩いてみると、町部から離れたところにポツリと集落が現れたりします。

 

不便なところなのに…と思うのは、こちらの勝手な考えです。

そういう私自身も、他の人から見れば、相当不便なところで生活をしていると思われているはずですから。

 

ですが、当の本人は、生まれてこの方その地で暮らしてきたから、何の違和感も感じていません。

 

おそらく、地方に住んでいる人は、多くの人が自分のところが、価値がないところだとは思っていません。

 

その地域には、固有の歴史があり、そこに集落を構えた必然というものがあります。

 

だから、東京や大阪と比べてどうだ?というのはナンセンスな話です。

 

そもそも、都市は、人が集まっているから生産性があると思われているかもしれないけど、食料を自ら作り出したり、採取することは不可能です。

 

そこでしかできないことがあったから、人はそこに何百年も住み続けてきたということ。

 

それがこの数十年の変化だけで、限界集落になってしまったという話は本来はおかしな話だと思います。

 

そこにしかない価値を深く掘り下げれば、必ずその集落が存在する価値がある。

 

私はそう信じています。