教育について考える機会を得ました。
中国のある親御さんから聞いた話です。
中国の学校の先生の所得は、『成績』によって変わるらしく、いかに有名な学校に入れたかどうかがその指標の一つになっているのだそうです。
自分の所得に関わるから、そこを重要と考えるのは、まあ普通の考えでしょう。
だから、いわゆる人間の基礎などについて教えることなどほとんどなく、とにかく成績優秀な人をつくることをまず第一義に考えているのだとか…。
それに比して、日本の小学校では、『あいさつ』、『掃除』、『学習習慣』と言った躾にも相当力を入れていますよね。
特に私たち香美町ではそれに加え、『ふるさと教育』、つまりは愛郷心にも相当エネルギーを注いでくれています。
中国親御さん曰く
『日本の教育システムはとてもすばらしい、感動すら覚えます』と絶賛されていました。
直接その方から聞いた話ですから、間違いありません。
報道では、中国の方は日本を相当に敵視しているとされています。
実際に、国家レベルではそうなのかもしれません。
ですが、日本に来て、実際に日本の教育現場をみた親御さんから直接そんなお話を聞いて、一般論で語られていることとは大きく異なっているなーという気がします。
私たちは、もっともっと普段自分たちがやっていることに誇りを持たなくてはいけませんね。
親というのは、わがままです。
今の教育に対して、不満を語る親は多いけれど、それが本当にすばらしいと思っている人は少ないのではないかと思います。
私たちがいかに恵まれた状況の中で、生かせていただいているかと思わずにはいられません。
不平不満ばかり言うのではなく、いまあることに感謝しないといけませんね。