死傷者や家屋の浸水が相次いだ愛媛県の1級河川・肱(ひじ)川の二つのダムの緊急放流について、国土交通省は19日、有識者を交えた検証作業を始めた。同省は情報伝達に課題があったと認め、放流の操作を含めて改善する方針を示した。
対象は西予市の野村ダムと大洲市の鹿野川ダム。ともに7日朝に満水に近づき、国交省は流入量をそのまま放流する緊急的な「異常洪水時防災操作」を実施した。直前にサイレンや広報車で警告し、両市が避難指示を出したが、西予市で5人が死亡するなど被害が相次いだ。
「情報を伝えたことと、伝わったことは違う」。この日の検証会議で、森脇亮・愛媛大防災情報研究センター長は指摘した。自治体などに伝える文書にダムへの流入量などは書かれていたが、「その量でどの程度の被害につながるか、イメージを共有できていたのか」と疑問を呈し、「住民が理解しやすいものか考え、他のダムでも参考になる検証にするべきだ」と話した。(朝日新聞デジタル)
防災の話をするときに、防災の専門家を集めるという時点で既に災害なんじゃないですかね。
防災の専門家であるなら、災害が起こる前に危険性を指摘すべきであって、
災害が起きた後に問題点を云々する様では最早人災なのではと思うんですよ。
例えば、『道路を作る』という行為の目的は何か?
当然、人や車の交通を円滑にするためですよね。
ですが、家と家の間に道路があれば火事のときに延焼が防げる可能性が高くなりますし、
道路を少し掘り下げて街の中の排水溝替わりにしたりする街もあります。
山の森がちゃんとしていると海産物の生育が良いそうです。
なので三陸の漁師は山に植樹や管理をしているそうです。
洪水対策=堤防
としかイメージが無いのはキビシイと思うんです。