今シーズンからアディダスがユニフォームサプライヤーとなったプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)。10年契約で7500万ポンド(約1450億円)という史上最高額の契約内容であることが大きな話題となったが、1日に発表された新シーズンのユニフォームが更なる”大騒ぎ”を呼んでいる。
今回発表されたユニフォームには男性用、女性用、こども用の3種類があるが、その中で女性用ユニフォームに現在非難が集中している。写真を見比べれば一目瞭然だが、男性用よりも胸元が大幅に深く切り取られており、露出度が高くなっているのだ。イングランド国内でこれが「セクハラだ!」として、女性ファンの怒りを買ってしまっている。
あるマンUファンの女性のツイッターでの投稿を、英『マンチェスター・イブニングニュース』が次のように紹介した。
「冗談でしょ? どうして胸元が男性用よりも空いているの? 谷間を見せたくない女性だっているのよ」
発表からわずか2日間で大炎上してしまった新ユニフォーム。同紙によれば一部ではウケているそうだが、それが男性ファンの声であることは想像に難くない……。(theWORLD)
これは最高のアイデアだと思います。
イングランドのサッカーで考えなければいけないのは
女性や子供がスタジアムに行けないほどの酒に酔って暴れるフーリガンという存在。
この一方的な暴力というものは、大きな力の差がある二者の間で発生します。
とらとら(虎々、虎拳)と呼ばれるお座敷遊び
襖を挟んで二人が分かれ
「とらと~ら、と~らとら」
の掛け声と共に加藤清正、虎、お婆さんのどれかの恰好で出てきます。
加藤清正といえば虎退治ですので、加藤清正は虎に勝つ。
お婆さんは加藤清正の母親ですので、お婆さんは加藤清正に勝つ。
お婆さんは虎を退治することができないので、虎はお婆さんに勝つ。
というものです。
力関係は
虎>お婆さん>加藤清正>虎
となります。
力が均衡している二者間
または、力関係が相互に作用する複数間では一方的な暴力は起こりにくいです。
さて、マンチェスター・ユナイテッドの女性用ユニフォームの何が良いアイデアなのか
女性は
女性用ユニフォーム
小さ目の男性用ユニフォーム
大き目な子供用ユニフォーム
のどれかを選んで着ることができ、
しかも、そこに大きな差はありません。
男性も
男性用ユニフォーム
大き目の女性用ユニフォーム
大き目の子供用ユニフォーム
を着ることは可能です。
ですが、『なぜ?』が残ります。
なぜワザワザ女性用ユニフォームを着ているのかという疑問です。
体のラインがハッキリと出てしまうほどピチピチで、胸元が開いてるユニフォームを着ているフレディー・マーキュリーのような顔つきの男性
もしくは、ロブ・ハルフォードのような顔つきの男性
こういうタイプの方たちは女性や子供に興味はありません。
男性に用があるゴリゴリの方たちです。
酒を飲んで暴れるフーリガン。
調子に乗って暴れてたら、仲間とはぐれてしまった。
気付いたら女性用ピチピチユニフォーム集団に囲まれていた。
「何だテメ~ら!やっちまうぞ!」
と言うかもしれませんが、
フーリガンが言う「やっちまうぞ!」
と
ピチピチユニフォームが言う「やっちまうぞ!」
では
「やっちまうぞ!」の意味が違います。
この時の力関係は
ピチピチユニフォーム>フーリガン>女性や子供>ピチピチユニフォーム
となります。
繰り返しますが、
力が均衡している二者間
または、力関係が相互に作用する複数間では一方的な暴力は起こりにくいです。
イングランドのサッカーがお年寄りや女性、子供などでも平気でスタジアムに行けるようになるティッピングポイントになるかもしれません。



