ブログネタ:TPP参加表明は正しかったと思う?
『TPPへの参加』だけを議論しても仕方ないような気がします。
今まで『農業という産業を自由競争の中で戦わせたことがあっただろうか?』ということに尽きると思います。
例えば揮発油税
農業という産業には予想以上に燃料を必要とします。
本則税率1キロリットルあたり24,300円
暫定税率1キロリットルあたり48,600円
これだけの負荷がかかっていたら外国産産品と戦える訳がありません。
地面の問題
農業を行っている場合、固定資産の軽減税率を受けれますが、
軽減税率を受けるためには土が露出されている地面があることが前提となります。
太陽光を光ファイバーなどでビル内に流し込みビル内で生産する場合は軽減税率を受けることができません。
日本の税法や法律には、その他にもいろいろな制約が有り過ぎるのです。
一般市民が持っているお金を政府が吸い上げ、補助金という名目で投下する。
一言で言ってしまえば日本は共産主義国家なんです。
その共産主義国家がTPPという自由主義経済の本丸に突然なだれ込む行為がTPP参加と言っても過言ではないでしょう。
なぜ共産主義的な運営になってしまったのかといえば
過去の政府が補助金を与える代わりに票を買う行為をしていたからです。
経済界はTPP参加賛成で農業界は反対しているのは
経済界は自由競争の中で戦ってきたからであり
農業界の一部の人たちは自由競争の中で戦ってなかったから。
政治家は補助金で票を買うような行為を止め
官僚は補助金をありとあらゆる名目で懐に入れようとせず
本当の自由競争を目指したとしたら
日本は農業産品の輸出大国になると思いますよ。
私の知り合いでキャベツ農家がいますが
味噌汁の具がキャベツ
おかずもキャベツ
他の付け合せもキャベツ
なんて食生活です。
農業に対して莫大な予算が計上されているにも関わらず
政治家がピンハネし、官僚がピンハネし、一部の人間がピンハネしているせいで
キャベツ農家はキャベツを売っても金にならず
余ったキャベツを食べ続ける人生を送っているんです。
TPPの議論よりも先にそういった不条理を正すべきだと思います。