ブログネタ:夏の食べ物と言えば?
やっぱり冷やし中華ですね。
『冷やし中華始めました』
の文字を見るだけでも夏の到来を感じます。
あとは
『氷』
って布の幟もそうですね。
最近はめっきり減りましたが
夏の暑い日に凍り屋さんからシャリシャリシャリと氷をかく音が聞こえると食べたくなってきます。
八百屋さんにスイカが並ぶのも”夏”って感じですね。
ただ、最近本当にお目にかからなくなったのは甘酒屋さんです。
甘酒というと暖かくて冬の飲み物のような印象ですが
昔は甘酒を冷やして飲む夏の飲み物だったんですよ。
甘酒は酒糟を使った飲み物
お米を発酵させてお酒を造った残りなのですが
お米が発酵する過程で
水に溶ける食物繊維は全部お酒になってしまい
水に溶けない食物繊維だけになります。
夏場に食が細くなって便が出ない時期に甘酒を飲んで排便を促す。
浸透圧によって体の水分を外に出す。
ほとんどの炭水化物はお酒になって、吸収され易いほんの少し余った炭水化物が入っている。
暑さで水分ばかりガブガブ飲んで血が薄くなるのを防ぐ効果バツグンなんです。
子供のころは好きではなく
「何で夏に甘酒や熱い昆布茶を飲むんだろう?」
と疑問でしたが
大人になってそのことを知ったときには甘酒屋さんが無くなっていました。
昔の人は凄いなぁ。。。と感心するのは
冷蔵施設が無い時代に寿司などをどうしたら安全に食べれるか?ということで
・ご飯を酢飯に
・ワサビで殺菌
・笹の葉に乗せる
・生姜やニンニクの漬けにして殺菌
などなど
安全に食べれる&美味しくなる
ということに気使っているってことですね。
生レバーや生肉で食中毒が出る⇒販売を規制する。
なんて短絡的ではなく、それを逆手にとってさらにレベルアップさせていく思考回路が凄いです。
冷やし中華のキュウリやスイカなどを食べると利尿作用で体の中の水分量を調節するそうですが
夏の食べ物を一つに絞るなら
甘酒
にします。
排便、排尿を促して余分な水分を出す。
薄く緩やかにカロリー摂取を促す。
⇒夏バテ防止
現代人では思いつかない発想です。