昨日の日本代表サッカーvsチェコは点が取れずに引き分け。
シュート本数は日本代表の方が多かっただけに残念でした。
昨晩のニュース番組のスポーツコーナーで「3-4-3は日本代表に合う?合わない?」と話題にしてました。
・・・・・が!昨日の日本代表は3-4-3と言いつつ3-4-3じゃなかったですよ![]()
ザッケローニ監督が言ってる3-4-3は一昔前に流行った"WM"
FW(赤丸)も守備をしますが、『失点しないため』に守備をするのではなく『この位置で相手からボールを奪ったら点を取るチャンス』のために守備をするんです。
右側赤丸の本田選手が日本陣内の右コーナーポスト近辺で守備した場面がありましたが、あの位置でボールを奪っても得点できる距離ではないので、あの位置まで守備に戻っちゃいけないんです。
しかも、日本ボールになったとき本田選手はボールに触りに下がってましたがWMのFWが下がったら3トップが2トップになってしまうのでやってはいけないんです。
それじゃあ本田選手が全て悪いのか?というとさに非ず。
赤丸の選手は点を取るための動きをしますので、日本ボールになった瞬間に相手DFラインの裏を取る動きをしするので、黄色丸の選手は日本ボールになった瞬間に相手DFラインとキーパーの間にスルーパスを出さないといけないんですが、ゴテゴテとボールを触りまくってパスを出しません。
3トップというのはアメリカンフットボールで言うならショットガンフォーメーションなのにQB(黄色丸)がパスを投げないようなものです。
FW(赤丸)の李選手や岡崎選手がポストプレーをする場面がいくつかありましたが、赤丸の選手がポストプレーをしている時点で黄色丸の選手たちがWMでの仕事をしていないということです。
3-4-3と言いつつ、選手が3-4-3の動きをやってないので「3-4-3は日本代表に合う?合わない?」なんて議論するのは早計だと思います。
チェコ戦、ペルー戦の日本代表は
バットを一度も振ってないのに「打てない」と言ってる野球選手、
パンチを一回も出してないのに「勝てない」と言ってるボクサー
と同じ状態ですから・・・・・・。
むしろ、こんな状態でゴールを脅かす場面を何回も作ったのですから凄いと思うんですよ。


