
こりゃまた難しいお題ですね。
ルネサンス期に隆盛を極めたフィレンツェは、戦争に勝利して肥沃なトスカーナの大部分を領有して以来、衰退の道を辿り始めました。
中国の王朝は、国家統一⇒腐敗⇒滅亡 というサイクルを繰り返してます。
私自身が何年も
経理⇒監査 という仕事を歴任したためか
勝つ=繁栄 と考えられない(考えない)ような思考回路になってしまいました。
リスクを減らすために取った手段が、新たなリスクを呼び込む原因になることをリスクトレードオフと言いますが、
リスク削減 ⇒ リスクトレードオフの可能性 ⇒ リスク削減
毎日が、それの繰り返しです。
フィレンツェや中国の王朝のように
勝ったこと=負けの始まり
と考える人間にとって
「負けたくない(負けない)」なんて皆無です。
そんな私にとっては
負けた時に損害を最小限に抑えることこそ勝利
なんです。
その”最小限”の基準が無いので、結局は”永遠に負け続け”なんですけどね( ̄Д ̄;;
ただ、リスクマネージメントは社会に絶対必要な存在だと思ってますので
”勝ちの無い存在”、”価値のある存在”
というプライドは持ち続けたいです。
あえて言うなら
そのプライドを失うこと=負け
とするなら
その部分は負けたくないですね。