クチコミネタ「就活」
キューバ野球ナショナルチームでは
このポジションには、こんな人が適任である。
この打順には、こんな人が適任である。
というデータを取っています。
「練習、練習」で野球を辞めてしまう子供がいないように、子供時代は好きに野球をやらせます。
しかし、ナショナルチーム育成システムに入ると
ふくらはぎの太さは何センチ。腕の太さは何センチ。長さは何センチ。
と、身体的特徴に応じてポジション等を振り分けられていきます。
そのような育成システムを持つキューバ代表は、正式種目となったバルセロナオリンピックから参加して
バルセロナ 金メダル
アトランタ 金メダル
シドニー 銀メダル
アテネ 金メダル
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック) 銀メダル
と常に2位以上の成績を収めています。
日本ハム・ファイターズは、人気球団で無かったために、大学生や社会人の有望選手の獲得で後手を踏んでいました。
有望選手は自由獲得枠を使って他球団に入団していたのです。
その状況を打破するために
投手に必要な能力はコレである。
野手に必要な能力はコレである。
と基準を作り、各スカウトマンが日本中の無名であるが有望な選手を探したのです。
その結果、2006年に25年振りリーグ優勝。
44年振りの日本一。
アジア王者となりました。
○○大学卒は採用ですが、××大学卒は書類審査の時点で不採用など
企業の採用には昔から学歴差別というものがあります。
それは、各企業の人事担当者には「どんな人間が会社の利益に寄与するか?」という基準がまだ明確でないのです。
各企業にはキューバナショナルチームや日本ハムファイターズのような評価・採用・育成のスタイルが確立していないので、
採用した人間が上手く機能しなかった場合に「○○大学の人間が機能しなかったのは育成側の責任である。」と採用者が責任を転嫁する理由が必要なのです。
そこで「就活」に臨む方には
「私を採用したら御社の利益に寄与しますよ。」
「もしも機能しなくても、あなたの責任ではないですよ。」
というメッセージを送らなくてはいけません。
そのために、履歴書(職務経歴書)をとりあえず書いてみることです。
書き上げた履歴書を見返しみれば、
自分自身に何が足りないかが分かります。
自分に足りないモノが分かれば、それを補うための経歴や履歴を付け足すための算段ができます。
「就活」を上手くいかすためには
履歴書(職務経歴書)をとりあえず書いてみることです。