今日は部屋の模様替えをした。机の向きを変えただけなのだが…
今までは机は窓のほうに向かって据えていたのだが、カーテンが邪魔で、部屋に誰かが入ってきてもヘッドホンをしていると音が聞こえないので無視することになってしまう。
その欠陥を改善するため、入り口に向かって据えることにした。おかげで合衆国大統領のような気分である。うそ。でも、かなり気分が変わっていい感じである。
ついでに要らないものも処分したため、ゴミ袋三袋分のゴミを部屋から一掃した。部屋の至る所に散らばっていたプリントを追い出してスッキリ。
おかげで、4時間食われた。
なぜ、模様替えの決断を下したのか?
それは学校が終わった後、コンサルタントさんに会いに行ったからである。
コンサルタントさんに話した内容は言えないが、とにかく気分が変わって自分の進む道が明瞭になり、自信を持って進むことが出来るようになった。
まぁ1つここで公開できる話は「がり勉君の話」かな?
主題である話がある程度終わったとき、ついでだからと一つ話を切り出した。
「クラスに定期テストも学校の実力テストも、模試も出来る奴が何人か居るんですけど、彼らを見てると『この勉強をしてていいのかな…』『もっとやらないといけないのかな…』と焦燥感に駆られてしまうんです。特に勉強中に。すると効率が落ちて、また焦燥感に駆られる悪循環です。どうしたらいいですか?」
笑われるかもしれないが、僕にとっては切実な課題だったのである。
コンサルタントさんは、まず勉強の内容に関しては充分すぎる程のものであるし、自分たち自身とても自信を持っていると言ってくれたので、勉強面に関してはそれで解決。
次にいわゆる「何でも出来る子達=がり勉君」の話。
彼らは「満遍なく全教科をこなす傾向」にあるらしく、「非常に非効率」であるらしい。確かに、彼らのように満遍なく勉強している姿を見ていると「凄いな」とは思うものの「まねしよう」と思うところは少ないと思う。
「我々みたいにピンポイントで必要な点を効率的に抑えていくほうが大学受験には断然有利」と仰っていた。
そうだ。そのためにコンサルタントさんにお金払っているんだ。効率的に東大現役合格を手にするために。
「だから心配すること無いです。焦ったら復習です」
さすが人の心をつかむのがうまい。説得力とともに人間性で人をつかんでいる。改めて頑張ろうと思った。
帰って、ふと部屋を見る。机の上が教科書やプリントで占領されていた。
まず、環境を整えねば、それに死角を無くそう。
その象徴的な意味で机の向きを変えたのだ。
抜かりなく、着実に。かつ効率的に。
隣の芝生は青いと言うが、まさしく今日の午前までの自分はその心境だった。
だが僕にも有利な点は沢山ある。要はそれを如何に最大化し結果をモノにするかである。