最近よく、スクールやセミナーでいただく質問に対して、
「出発点が、私がなんとかしてあげなければいけない、、、
というのから出た思い・行動は、うまくいかないし、
最初はうまくいったとしても絶対に長続きしない。」
というお話をしていました。
先日のブログにも書きましたが、
純粋に相手の成功を願ってサポートすることは、相手が主体。
’’私がなんとかしてあげなければ’’というのは、
一見相手のことを思っているようですが、自分主体になってしまっています。
先日のブログは→こちら
子育てで考えると分かりやすいでしょうか。
何でもしてあげる優しいお母さんは多いです。
’’私がしてあげなければ、学校で困るから。時間がかかるから。この子にはまだできないから。’’
これ、裏を返せば、子供の力を信用していませんよね。
もしくは、自分がやってしまったほうが早い。
待つ方が大変です。
意識は上から下に流れますから、
そう思われている子は、自分でもそう思うようになります。
もちろん、逆もありますよね。
子供が、自分では無理だと思っているからやらない。
知らないことは教えてあげないといけませんが、自分でできるようなサポートの仕方があるはずです。
あなたはできるから!と、本当に思っていたら、そのようなサポートになりますよね。
「あなたはできるよ」 と心の底から思っていれば、
そして、相手のことを信じていれば、相手主体でしっかり見守ってあげることができます。
そもそも、あなたなら大丈夫!と思ってないから、
’’私が何とかしてあげなければ’’という思いからの行動になるんですよね。
はたから見たらやってることは同じでも、
本質が違います。
先日、ある方のお話を聞いていて、「これだぁ~」と思いました。
光を当てたら、影ができる。
影を作らないためには、その人自身が光になるしかない。
それが自力です。
良心から、私が何とかしてあげなければ・・・と、光を当ててあげても、
結局反対側に影を作ってしまいます。
私が太陽になって照らしてあげたい、、、というのは、
聞こえはいいですが、結局問題解決にはなりません。
それは依存であったり、自分で考える能力や自由を奪うことであったり、
混乱になったり、、、どうでるかは分かりませんが、
私の経験上、最初はうまくいっても必ず弊害がでます。
1つおさまりがついても、また次の問題が出たとき、同じことを繰り返すことになりますよね。
私が目指しているところは、そんな一時のおさまりではなく、
私も太陽。あなたも太陽。
目の前の人の自立をサポートする為に、スキルがあると考えています。
’’私が何とかしてあげなければ、、、というのはうまくいかない’’
というのは、冷たいように聞こえるかもしれませんが、
目の前の人の自力を信じてあげてほしいんです。
根本のところで信じていれば、私が私が・・・となりません。
何度も言いますが、やることは同じでも、根本で信じているかどうかの違いです。
実はね、問題なのは、
目の前の人の問題解決ではなく、自分自身の意識なんです。
相手を信じる軸がブレなければ、ちゃんと相手の自力に目が向きます。
最初につまずいては、なんの力にもなれませんから。
相手の問題にふりまわされてはいけませんね^^
自分が相手の自力を信じているか、見てあげているか。
そのスタートを間違えたらダメですね^^
どうサポートするかは、そのあとです。