ヨガティーチャートレーニングコースのレベル2を受けた時のことだ。
アーサナの授業で
Going deeperというのがあって
かなり上級のアーサナを練習した。
あまり頻繁に上級アーサナを練習していなかった私は、汗ダラダラだった。
しかし気合とチカラはあるため、それでついて行こうとしていた。
ある日、ハヌマーンのポーズ
いわゆる前後開脚のポーズだ。
右腿裏が悲鳴あげていたにもかかわらず、なんとかなる、くらいの感じで完成形に入ろうとしていた私の前に、師匠ルーシーが飛んできた。
そして、ニコッと笑い
ケイコ、あなたの脚を見てごらんなさい。
まだ、骨が真っ直ぐに並んでないわよね。
だから、今はまだよ。
そんなことを
日本語で言ってくれた記憶がある。
前出の、アーサナを見て即座に関節の動きを言う、というテストがあったのはその時のTTだ。
ヨガの師匠達のおかげで、私はここまで怪我をせずにやってこれている。
ヨガの師匠に頻繁に会えなくても、身体を動かすことに長けている人達のおかげで、いくつもの危機を乗り越えてきた。
そして、関節の仕組みを理解すること
最近しみじみ大切さを感じる。
そうは動かない場所を無理に動かそうとしていたり
本来動くはずの場所が動きが鈍くなっていたり。
それは私自身の身体にも日常的に起こっていることだ。
あの時の授業と体験、ヨガを頻繁に教えるようになって今、とても助かっている。
身体は魂が宿るお寺、なら
骨はお寺の柱だ。
その骨組みを愛を持って動かそう。