先日、数年ぶりに知り合いの方とお話する時間がありました。
知り合いのMさんは独り暮らし高齢者見守りのお仕事をされていた経験があります。
Mさんからこんな話をききました。
高齢者専用住宅での話です。
高齢者専用住宅は身の回りの事が自分で出来る方の独居集合住宅です。
住居者の90代のご婦人、通院の時はいつも娘さんが車で送迎をされていたのですが、この娘さん、とにもかくも、お母様を怒鳴り散らすのだそうです。
娘が迎えに来るからと、玄関をでて集合住宅の入り口のところで待っているお母様に、娘は車から降りるやいな、大声で
「また、そんとこにいて、何回言ってもわからないの…まったくもう…ガミガミ、ブツブツ…」
所用でお母様宅を訪問した時も、娘の怒鳴り声が他のお部屋の方にまで届くのです。
日に日に弱っていくこのご婦人をみかねたケアマネさんが、娘さんから離すために特養に入所させたとか。
さらにMさんのお姉さんの夫の話です、Mさんの義兄にあたります。
そのお義兄さん、ひとり暮らしの母の介護のため単身で母宅に同居する事に。
そして、父と祖母に会いに行った姉夫婦の子どもたちが見たもの、、、
それは人が変わったように実母を怒鳴るお父さんの姿だそうです。
大声をあげた事もないお父さんが豹変した姿…子たちはその場にいるのも嫌だったと。
家政婦は見たーーー!ばりですよね。
親が老いていく事、ボケていく事、身の回りの事が出来なくなっていく事…
などなど、子として認めたくない、もっとしっかりしてよ!という気持ちと、もうどうにもならないもどかしさとが入り混じって、きっと感情が整理できないのでしょう。
家人もしかりです。
大声で怒り散らしても、怒鳴られる方はたまったものではありません。
老いた自分の姿に満足していなのは本人ですから。
我が子から怒鳴られほど、辛い事はないと思います。
怒鳴りたいのなら、穴でもほってそこに埋めて欲しいものです。
えっ、種がおちて木になったら木が歌いだすって、
ヤバっ、、、、
王様の耳はロバの耳か!
茶茶子

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