逡巡①はこちら


義母が誤嚥性肺炎で緊急入院したのが昨年の11/27。かなり危険な状態でしたが、義母の体力があったため一命は取り留めました。


誤嚥性肺炎は回復したものの体力、筋力の低下は否めません。


義母は退院したい一心でリハビリを頑張り、自力でベッドから起き上がり、交互歩行器で歩き、階段の昇降もできるようになりました。


ただ、ひとつだけ入院前と異なる事は排尿障害のため尿道にカテーテルをつけたことです。


退院目指してリハビリを頑張ってきたのに、いざ退院を目の前にして、
この事が、義母にとって重圧となっているようです。


義母は入院中に泌尿器科を受診し、カテーテルを外すべく挑戦しましたが、膀胱に水を溜めても、自力で排尿する事ができませんでした。

尿意もなく、排出する力がないのです。


この事は、多系統萎縮症の進行によると、ドクターから診断されました。


退院へ向けての話しあいの時、義母が退院後に自宅で身内から患部を洗われるのがイヤであれば、ヘルパーさんに来てもらうようにしましょうと、ケアマネさんからの提案がありました。


カテーテルの尿パックはズボンの下に隠して足に添えられるようなものがありますよと、ナースからの提案。


自宅に戻るという前提で話しを進めていくと、最後に義母は

「好きなように、しちょって…」

と言ったのです。

それは、
もう、どうでもいい
というあきらめなのか?

希望を見いだして、お任せする
という気持ちなのか?

帰宅後、落ち着いて私なりにもう一度、義母の気持ちを考えてみました。



逡巡③へ続く



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