母の味で私が引き継いだと言えるのは唯一、たまごサンドイッチ。
茹で玉子を潰して塩と白胡椒で味を整え、マヨネーズで和える。
その具をパンに挟むだけの、シンプルなごくフツーのたまごサンドです。
母はたまごサンドに、ソーセージとレタスをサンドイッチ用のパンでクルクル巻いて、ラップでキャンディ包みしたものを添えてくれていました。
たまごサンドは、大正生まれのわりに洋楽や洋舞、スポーツが好きで、演歌はイヤだという母の人となりを象徴するかのような一品です(笑)
母は自分の友人宅などにもたまごサンドとドリップしたコーヒーを保温水筒に入れて持っていっていましたよ。
コーヒーを飲みながらサンドイッチを食べて、お友達とおしゃべりを楽しんでいたのでしょう。
この美味しいたまごサンドのおかげで私は、すっかりサンドイッチ好きになってしまったのです。
私はたまごサンドには絶対紅茶ですけど(笑)
私はたまごサンドの急なリクエストの時には、茹で玉子をレンチンで対応。
茹で玉子のしっとり感にやや欠けますが、茹で時間15分の時短になります。
そして、切り落としたパンの耳をバターやオリーブオイルで炒めて、お砂糖、メープルシロップ、練乳などを絡めるオヤツはいつもペロリと食べすぎてしまいます。
そうそう、先月の11/20は母バースデイ、生きていれば94歳。
すみれさんが、毎年亡きお母様のお誕生日を祝っていらっしゃると知りました。
そこで、私は11/20はたまごサンドディにしようと思います。
この日はたまごサンドをつくって母のバースデイを祝い母を忍ばなくては、ね!
茶茶子