師走に思い出すのは母の昆布巻き。
母のおせち料理は黒豆と紅白酢と昆布巻きの味です。
母は還暦をすぎてから殆どお料理はしなくなりました。
私は結婚してからも、母とずっと同居のため、主婦業は選手交代となったのです。
それから母は時折、私のピンチヒッターで登場する程度となりました。
母は昆布巻きが好きだったのでしょう…
他を作らなくてもお正月の昆布巻きだけは作ってくれていました。
それは、結構ボリュームがあってお皿に二巻並べるとそれだけでおかずになるほどでした。
作るときは昆布巻きひとつひとつの真ん中に手芸針で糸を通し、いくつも繋げてからお鍋で煮ていました。
厚手の昆布も柔らかく仕上がって、冷めても美味しく、うす味でしつこくなくて、いくつも食べれたものです。
何度か手伝ったことはあるのですが…
あの形、あの味、
どうしても私にはできません!
母が亡くなって、レシピを教わってなかった事、もちろん写真なんて撮ってもいないし、、、
大後悔です。。。
母を思いながら、
思い出しながら、
今年もトライあるのみ!
茶茶子
