人見知り、病院嫌い、認知症と言われるのがイヤ、、、こんな義父と同居して、1年7ヶ月、認知症もどんどん進んでいくなか、
ついに私も義父の行動に発狂寸前。

日中、夜中とずっと
あ〜、う〜、と叫び続けます。
3LDK+納戸のマンションの中での叫び声は否応なしに家中に聞こえまくるのです。


同居した当初はいきなり、「ああーっ」と声をだされるので、こちらとしては、
ドキ、ギク、な、なにごとかあーーーと。
その度に、(((╹д╹;)))ビックリ、肝を冷やしていました。

その叫びが、この7月はピークに達して、義父は夜中に壁やテーブルを、叩きまくり
「うおおーーーー、うわあーーーー」と絶叫するのでした。
家人は実の親なので
「いい加減にしてくれ、何時だと思ってるのか、おかげでみんな眠れなくて起こされるんだから」と、やけ気味に諭すのですが、認知症の義父にそんな言葉が入るわけもありません。

特に夜中1〜3時位が1番キツイ。私は義父の隣の部屋で寝起きしていたので、おかげで、不眠症になってしまいました。
今は1番遠い部屋(といっても全部で3部屋ですけど)へ移動して寝ています。
まあ、、私の事は別に書くとして。

義父はだいたい夜中は叫びが落ち着いてきて、明け方4時過ぎくらいから8時すぎくらいまではおとなしく眠っています。
睡眠のパターンは長くて4時間くらいです。

7月、義父の夜中の行動がピークに達したころ、居住している市から後期高齢者保険の健康診断通知が届いてました。
私はそれを大袈裟に義父にみせて、
「ここに住んでいる高齢者は必ず健康診断しなくてはいけないのよ、決まった病院があってそこで受けるように言われてるから、これからいきましょうか?」と問いかけました。
「今から、、、いいよ」と義父の返事。
私は心の中でやったぜ!とVサイン(笑)

事前に明日とか明後日とかに病院に、と伝えておくと、だんだん落ち着かなくなって興奮状態となり、その時になっていかないと言い出すパターンなので、今回はいきなり、言ってみました。

病院は市内ならどこでもよかったのですが、事前に義母の訪問ドクターに相談し関連の開業医の所へ連れていきました。市内といえども車で15分くらいの場所です。

健康診断とその他の病状でかかる場合は別な日にしてくださいと言われる医院もありますが、ここは続けて診てくれました。
後期高齢者の健康診断の項目にはもちろん認知症や脳のCTなどの検査はありません。
その日は連続で健康診断のあとに、
やっと、やっと、私の念願だった義父に認知症の検査、脳のCTを撮らせる事が出来たのです!!!バンザーイ🙌🏼

結果は案の定、脳の前頭葉、、側頭葉の萎縮、それに軽い脳梗塞もあり、この3つからくるアルツハイマー型認知症との診断です。
もちろん、この結果、義父には伝えていません。
当日は、義父を待合室に待たせて、私も健康診断があるからと診察室にはいって義父の日常を先生に伝えました。

状況をよく聞いてくださったドクターは義父の興奮を和らげるお薬を処方してくださいました。

お薬は2週間くらいづつ様子をみながら、最初はなかなか効果がでなくて、徐々に、強めてもらいました。8月の終わりくらいから義父は随分おとなしくなりました。

叫び、うめきはまだありますが、あの激しさは随分収まっています。
ただ、日中、前より眠る時間が、少し多くなったような。
ただ、、おきた時は、いつも変です。
夢と、現実と、時間の感覚がごちゃ混ぜになっているようで、変なこと口走ります。
まあ、大声での叫びやうめきよりましです。

家族が、親を介護するにあたって、親の認知症からくるおかしな行動や状況に耐えられなくなった時、結局、お薬に頼るしかないのでしょうか。
家族に迷惑をかけない為にも。

義父は糖尿の薬、降圧剤、便を軟らかくするお薬、そして認知のお薬と…
薬漬け状態なのです。
多分、これからも、、、

私の心、チクチク痛みます。




茶茶子