記録用 | C級フリーランスがお贈りするB級ブログ

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まだまだ胃袋に想い出を詰め込みたい

前置きとして


私は独身の四十半ばの一人暮らしのサラリーマン会社勤め

両親は高齢ですが、ちゃんと歩けます

親も姉夫婦も近くに住んでます


今回の災害の現状

実家共々家屋の倒壊無し

浸水も無し

家族みんな怪我なども無し


断水が7月7日土曜日の正午から約9日間続いたのみ

後は主要道路が寸断されたおかげで数日物資が途絶えたくらい


長く降った記録的な大雨


7月6日金曜日

16時に総務から連絡が来る、JR通勤の方は先に帰宅させてくださいと…

既にJRは止まっていた事は知っていた…

やはり無能な会社に変わりはない

私の職場にはJR通勤者が居ない事は把握済み

もし私の職場にJR通勤者がいたら昼から帰れと言ってただろう


6日の夕方は外で飲んでいたので店中のお客様の災害アラートが鳴り止まない

豪雨のための避難勧告である

数分毎にアラートが鳴る


雨雲が去った翌日の7日土曜日の朝

地元行政からの何の発表もない不安が募るだけ

ニュースでは中国地方の豪雨災害ニュースを放送している

とりあえず窓を開けると被害は見えない


とりあえず朝一番で実家に顔を出す

何事も無く元気だった…


前夜一緒に飲んでいた友人の建築屋の社長からマズイ状況だと情報が入り事務所へ行く…

各方面の人から電話が鳴っている

6日に仕事で広島に行った従業員が帰って来てないらしい

連絡もつかない状態らしい


とりあえず呉市内の交通状況を把握した上で各現場を見に行きたいと出かける


広→阿賀→呉市街地は、ほぼ大丈夫でした。

広の一部は冠水があったのは後から聞きました

が…

土曜日のせいか、目立った渋滞もない。


だが色々主要道路が寸断されている情報は入ってきた


断水になるかも分からないと友人からラインが届き

とりあえず親へ断水になるかも分からないと連絡

風呂に水を張っとけと言うが

親は呑気なもので、災害に強い呉市に胡座をかいていたせいか、断水にも慣れているせいか。

急ぐ焦る素ぶりもない。


これまたネットに断水に関して色んな素人レポライターの情報が交錯する。

一週間で水は来る

一か月はかかる

錯綜する日々

未だに何の正式発表もない…

予定が立たない…


とりあえず店舗を覗くがミネラルウォーターは売り切れ


地域の建築屋のネットワークは凄い

呉の一部は断水がされてない?されないらしい

…と言う情報が届く

数カ所連絡した結果、呉市街地は断水の話は無いらしい…


ただ正式発表が無い


呉市街地の水もいつ止まるのか?このまま使えるのか?はっきりしない状態である。


と言う事で晩飯は社長のお誘いの元、呉市街地に出た…

やはり、どの店も通常営業をしていた。


普段の生活なのである。

水いつでも取りにきんさい…

と有り難い力強い言葉も頂いた


現時点で断水エリアは休み山トンネルを越えた阿賀から安浦にかけてらしい…

あくまでも、らしい未確認の話である


8日 日曜日

市の職員による給水活動が始まるらしい

間に合うわけがない…

水を入れて運ぶ容器が無い…

ペットボトル数本抱えて行っても仕方ない

炎天下の中、水をもらうのに数時間並ぶらしい

これもネット情報

テレビでは被災された方の姿を放送していた

やはり8日日曜日も呉市街地は普段と変わらない様子だ…

呉から数キロ山に上がる焼山地区、黒瀬地区も水が使える情報も入ってきた

これも建築屋の情報だ…

呉市長からの発言やら市からの正式な発表は一切ない


9日 月曜日は会社は臨時休業となった

近くの給水所を通ると既に行列が半端ない

市の給水車じゃ追いつかないのも見え見えだった

中には高齢者や子供の手を繋いで並んでいる夫婦もいる。

なぜ子供をクーラーの効いた部屋に待機させないのか?

高齢者は頼れる人は居なかったのか?

色々複雑な気持ちでしたが、他人の事なんて気にしている暇はない…


私にも高齢の両親がいるからである


実家に井戸がある事を思いだした

実家に帰り断水は長期化する事を告げ

井戸周りを清掃し井戸水を汲み上げてみる

汚いがトイレには使えそうだ…


とりあえず断水は今までと違う、無駄に出歩くなと両親に告げる

しかも梅雨明けした猛暑日


主要道路も復旧が進み焼山方面に頼れる人が居る人は水を貰い風呂や洗濯もして帰って来ている

これも…らしい情報だった

焼山、黒瀬、一部の呉市繁華街エリア、いま水が流れている箇所でも水が止まる…らしい情報が入る


10日 火曜日

この日も臨時休業

知人の建築屋で待機

やはり呉市街地は水が出る為、昼飯を食べに呉市街地へ車を走らせる

黒瀬へ繋がるバイパスが貫通した。

道路の復旧はみるみる内に進む

広島からも4時間かけて物資を届けてくれた友人には涙がとまらなかった

後輩が営む飲食業店主から電話が鳴り、米が余ったから取りに来てと連絡を受ける

店を覗くと親子丼を作ってくれていた

なんと水を毎日取りに行き経営されていたのである。

焼き鳥屋の大将からは、店無理だから焼き鳥を持って帰れ…これまた貴重な食材をいただく

呉市内では頑張って営業されている飲食店は沢山あった…

その情報は誰も知らなかっただろう

水に関する正式発表は未だにない


11日 水曜日 休暇最終日

黒瀬バイパスが貫通した情報を何処で仕入れたのか知らないが

母親が黒瀬の親戚の家へ連れて行けと言う

親父が、朝からウロついているもんで親父待ちの時間となる

戦争体験者は相変わらず呑気である

腹が立って仕方ない

正午前、黒瀬へ助けを求め出かける

その前に建築屋さんからポリタンクが入荷したから一個持って行きなさいと貴重な物資を頂く

有り難いご好意に涙


黒瀬へ行ったついでに、ポリタンクを探すが一つもない…

東広島のホームセンターへ電話するも既に無い

入荷も未定


さらに建築屋へ感謝の気持ちは大きくなると共に、行政の態度にハラワタが煮えくりかえる


民間の企業がポリタンクを用意出来て行政やら政府は何も用意できないのである。


両親の風呂と洗濯が済み帰宅の途

黒瀬から大渋滞のバイパスを下山中

いつもお世話になる飲食店のオーナーから夕方水を取りに来いと電話が鳴る


店につくと…ポリ容器に入れた水と

飯まで用意してくれて、奥のシャワーも浴びて帰れとバスタオルまで用意してくれていた。

外に蛇口があるから、いつでも勝手に水を取りなさい…一番有り難い言葉である。


この呉市の民間の強さに優しさ

行政にはない心意気


みなさまに救われた断水体験でした

頼るのは行政ではなく民間の方々と言う答えが出た


なぜ断水エリアだけ情報公開して

水が使える近隣エリアの情報を公開しなかったのか?

なぜ水が出る地域出ない地域があるのか?

早くに水を使えるエリアを公開していれば、苦しまずに済んだのではないか?

なんて再発防止策を考えるが行政の奴らには考えは浮かばないだろう。


災害が起きると直ぐに行政やら自衛隊に頼る…

そして頼った挙句、文句を言う

その考えだけはしたくなかった。

自分の出来る事はする

自分の出来る事だけする


親は守る


動ける人が自分の身は守って

身の回りの近い人に手を差し伸べる

これで行政への負担も減らせる

行政へ頼らないといけない人に一早く手が回る


これが私の目標でした。


頼るは現地以外のネット情報でもなく行政でもなく、先輩・友人・仲間

近くの親戚が答えだった。


メディアも被災された方を感動ドキュメンタリー番組に仕上げたいだけの様に思える

そんな番組は後から放送してくれ


被災地と知らされていない地域もあります

まだ命ある人の命を救える報道をお願いします


まだまだ被災されている方がいらっしゃいます

命を落としそうな人もいます

もう一踏ん張り辛抱してください

諦めないでください


天応・矢野・安浦・安芸津・倉橋…

この地域にご親族がおられる方は連絡してあげてください


高齢者に見える行動

呉市は災害に強い復旧が早い…

これを過信し過ぎる傾向があります

今は情報はいち早く入る時代です

もう少し若者の意見に耳を傾けてください

経済が発展したと共に災害も計り知れないほど大きくなっています


昔と今は違います


ネットユーザーには

自分の目で見た情報以外をシェアや拡散するのは控えて貰いたい

情報が交錯し全てを疑ってしまいます


行政に対して言いたい事は何もありません。

言う価値もない

あえて言うなら今月の水道代は安くしてください。


断水9日の夕方マンションにも水がでました。


いまだにヘリコプターは上空を飛んでいます。


震災ゴミの山を見て 

土砂の中の家具を見て

普段から不要な物は買わない

不要な物は捨てる

断捨離の心掛けで災害も最小限に防げるかも…


また


避難所生活

今のエリアから離れた場所に頼れる身内やら友達は居ないのだろうか…

昨日から水の出た呉市ですが…

私は最悪の場合、母親の実家島根県益田市へ両親だけでも疎開させようかと考えた。



あくまでも私の考えを改めて書きます。

自分の命は自分で守る

動ける人は自分で動く

自分で今何が出来るか考える

頼れる順番を把握する

家族は一番に守る

次に自分が住まいの地域に目を配る

自分で見た以外の事は口にしない


そうすれば本当に行政へ頼らないといけない孤独な老人や小さいお子様をお連れの家族にしっかり行政の手が回ると思います。


命ある事に感謝





呉市復興の為に

呉市の商店街は普段と変わらない生活が続いてます。

交通は不便ですが、ぜひ遊びにきてください。