幼児脳 | チビといっしょ生活

チビといっしょ生活

妄想癖あり42歳主婦が垂れ流す育児の記録。極めて低めのクオリティでお送りしてます。

まもなく4月。

いよいよ中旬から幼稚園に通うチビ。

思い起こせば、少しずつ段階を乗り越え成長する、

チビの変化がみられます。



買い物カートに乗る期

     ↓

買い物カートに乗りたくない期

     ↓

買い物カートを自分で押す期



あれ?これ、なんか別にどうでもいい変化だったよね。

とりわけシミジミするような所じゃなかったよね。


まぁ、こんな状態のチビが、最近は車タイプのカートに目覚めまして。

ほら、静電気メッチャ溜め込む感じのハンドルついてる買い物カート。


でもね、大人しくハンドル握ってるのはほんの数分。

立ち上がってみたり足を放り出してみたり。

この時の足がね、いつの間にか裸足なんですよね。



ユト 「ちょっとー、なんで裸足なのさー。」


チビ 「くつ置いてきたよ。」


ユト 「は?」



振り向くとね、10m位後ろに靴置いてあるから。

遺書は!?誰か飛び降りた!?(平地だけど)っつーくらいに揃えてあるから。

もうね、ほんと、周囲から笑い声が聞こえるからね。幻聴じゃなくて。


でさ、程なくして「お母さんみてみて~バランス~」とか言いながら、

得意気に立ち上がり始めたわけ。

ダメだよね?うん、立っちゃダメだよね。



ユト 「カートで立つのマルだっけ?バツだっていつも言ってるじゃん!」    


チビ 「大丈夫だよ!ほら、凄いバランス~。」


ユト 「バランス崩して転がり落ちて怪我するよ!」


チビ 「大丈夫だよぉ、さっき、朝ごはんにパン食べたでしょ?

     今バランスの栄養いっぱいお腹に入ってるから!」


ユト 「は!?バランスの栄…養!?(←思わず震える声)」


チビ 「そう!バランスの栄養お腹いっぱいだから!大丈夫!」


ユト 「……栄養いっぱいでも、カートのルールだから守ってよ。

    ちゃんと座ってよね。」



はーい、わかったよ、と、大人しく座ってくれたけどね、うん、

そんな栄養素聞いたことないんですけど、と。

むしろ無いぞ、と心の中でチビにメッチャ突っ込みましたけど。

だいぶ笑いが込み上げたんですが、何とか必死で堪えました。


ま、堪えきれなかったのがね、私達の傍で商品並べてた店員。

ニヤニヤしながらチビに、

「ぼく、バランスの栄養いっぱいなんだ?凄いねぇ!」

って話しかけてたからね。


若干の恥ずかしさで中途半端に愛想笑いするしか術がない私を

気に留めることもなく、バランスの栄養はパンに入ってることを、

コンコンと店員に説明してるチビを眺めつつ思いました。

幼児脳、底知れず、と。