まもなく4月。
いよいよ中旬から幼稚園に通うチビ。
思い起こせば、少しずつ段階を乗り越え成長する、
チビの変化がみられます。
買い物カートに乗る期
↓
買い物カートに乗りたくない期
↓
買い物カートを自分で押す期
あれ?これ、なんか別にどうでもいい変化だったよね。
とりわけシミジミするような所じゃなかったよね。
まぁ、こんな状態のチビが、最近は車タイプのカートに目覚めまして。
ほら、静電気メッチャ溜め込む感じのハンドルついてる買い物カート。
でもね、大人しくハンドル握ってるのはほんの数分。
立ち上がってみたり足を放り出してみたり。
この時の足がね、いつの間にか裸足なんですよね。
ユト 「ちょっとー、なんで裸足なのさー。」
チビ 「くつ置いてきたよ。」
ユト 「は?」
振り向くとね、10m位後ろに靴置いてあるから。
遺書は!?誰か飛び降りた!?(平地だけど)っつーくらいに揃えてあるから。
もうね、ほんと、周囲から笑い声が聞こえるからね。幻聴じゃなくて。
でさ、程なくして「お母さんみてみて~バランス~」とか言いながら、
得意気に立ち上がり始めたわけ。
ダメだよね?うん、立っちゃダメだよね。
ユト 「カートで立つのマルだっけ?バツだっていつも言ってるじゃん!」
チビ 「大丈夫だよ!ほら、凄いバランス~。」
ユト 「バランス崩して転がり落ちて怪我するよ!」
チビ 「大丈夫だよぉ、さっき、朝ごはんにパン食べたでしょ?
今バランスの栄養いっぱいお腹に入ってるから!」
ユト 「は!?バランスの栄…養!?(←思わず震える声)」
チビ 「そう!バランスの栄養お腹いっぱいだから!大丈夫!」
ユト 「……栄養いっぱいでも、カートのルールだから守ってよ。
ちゃんと座ってよね。」
はーい、わかったよ、と、大人しく座ってくれたけどね、うん、
そんな栄養素聞いたことないんですけど、と。
むしろ無いぞ、と心の中でチビにメッチャ突っ込みましたけど。
だいぶ笑いが込み上げたんですが、何とか必死で堪えました。
ま、堪えきれなかったのがね、私達の傍で商品並べてた店員。
ニヤニヤしながらチビに、
「ぼく、バランスの栄養いっぱいなんだ?凄いねぇ!」
って話しかけてたからね。
若干の恥ずかしさで中途半端に愛想笑いするしか術がない私を
気に留めることもなく、バランスの栄養はパンに入ってることを、
コンコンと店員に説明してるチビを眺めつつ思いました。
幼児脳、底知れず、と。