「好きだから離れたくない!ずっとこうしてる!」
と、言いながら私を背中越しに抱きしめてきた3歳児。
これが藤木直人だったりGACKTだったらギョエー!なんですが、
所詮、身長100センチ程度の3歳児ですからね。フッ。
しかもね、今トイレ掃除中なんですけど。
トイレ掃除で一番の盛り上がりを見せるといっても過言ではない、
便器磨き中なんですけど。
まぁ、いいや。
ユト 「んじゃ、そのままくっついてていいよ。」
チビ 「うん、離れると悲しいの。好きなの。」
そうかそうか。
ま、そのうち他の女に言うようになるんだろうそのセリフ、
ストレートに母親に向けられているうちは甘んじて浸ろうじゃないか。
そう思いながら背中の小さなぬくもりを感じてる私の耳が、
遠くで奏でる軽快な音を捉えました。
♪ピタ・ゴラ・スィッチ♪ミニ!
チビ 「あ!ピタゴラスィッチだぁぁぁっ!(ドダダダダダ)(←足音)」
歓喜に打ち震えるような叫びとともに、
ものすごい瞬発力でリビングへ走って行ったんですけど。
ユト 「ちょっとーっ!離れたくないんじゃないのーっ!?」
便器の前から大声でリビングにいる息子に訴えてみましたが、
「ピタゴラスィッチみるから、おかあさんは掃除してて!」という、
えー、みたいな返事がピシャリと返ってきたんですけど何これ。
私との関係<ピタゴラスィッチってことですか?
私のこと遊びだったの!?(←え?)
敵はEテレにあり、みたいな。(by光秀)