人間って、引き際が肝心だよね、うん。
んで、どっちかっつーと私個人的にはシツコイ男って好きじゃないし。
いや、何が言いたいのかといいますと、チビがね、最近シツコイ。
気にいった遊びを延々とやりたがるんですよ。延々と。
これね、人によるんでしょうがね、
性格の一部に「飽きっぽい」という項目を抱える私には、もうね、結構苦痛。
「あーきーたー」「もうーやーめーたーいー」を、
心の中で呪文のように呟きつつ、
たまにチビにむけて呟きつつも付き合うわけ。
ま、相手が私しかいないんだから可哀相だし付き合うしかないかな、
みたいな感じで日々を過ごしてるんですが、さらに輪を掛けて困るのが、
チビが己の欲求を最優先させようとするとこ。
チビ 「おかあさん!(トミカの)つながる道路であそぼう!」
ユト 「うん、いいけど、おかあさん洗い物してからね。」
チビ 「おかあさん!つながる道路で遊ぶの!」
ユト 「うん、洗い物してからでいい?」
チビ 「あーそーぶーの!!」
ユト 「だから、遊ぶけど、おかあさん洗い物してから!」
チビ 「おかあさん!こっちきてー!!」
ユト (イッラーッッッ!!!!)(メラメラメラ)(←燃え上がる怒りの炎)
てな感じ。
8割くらいイメージ伝わりましたかね?
もうさ、とにかく自分の用事を最優先させようとするわけ。
コレ何?性格?成長過程?
どっちにしろ、どうしても譲れないモノは譲っちゃいけない、
というスタンスなので、私も頑張るじゃないですか。
で、結果、戦いの火ぶたが切って落とされるわけです。
気持ち的には桶狭間?関ヶ原?みたいな感じで。
調子いいと、軽くホラ貝の音とか遠くに聞こえてくる。(幻聴)
そして、私にコテンパンに説教喰らったチビは、
床に突っ伏し、しばし沈黙。
どうやら自分の中で何かを消化してる模様。
数分後。
キッチンに立つ私の足元に、トボトボと歩み寄ってきました。
チビ 「おかあさん」
ユト 「なぁに?」
チビ 「おかあさん、チビのこと好き?」
ユト 「うん、好きだよ。でもさ、好きでも悪い事したら怒るからね。」
チビ 「怒っちゃダメ!」
ユト 「じゃぁ、怒られないように頑張って。」
チビ 「頑張る!」
と、こんな感じで今回も戦いを終えたわけですが、
驚異のスピードで気持ちが切り替わる幼児。
さっそく何事もなかったかのようなテンションに。
チビ 「おかあさん、洗い物終わるの、チビ、本読んで和室で待ってるから!」
ユト 「あ、うん、待ってて!お母さん頑張って洗い物するから!」
チビ 「おかあさん、頑張ってね!ぼく、応援してるから!!(←ハイテンション)」
ユト 「うん!頑張って早く終わらせる!チビ応援しててね!!(←ハイテンション)」
チビ 「え?」
ちょ、応援してよーっ!
「応援してるから」って言ったじゃん!
そこ、キョトン顔で「え?」じゃなくて、満面の笑みで「うん!」って言うとこだから。
ほんと、おもろいな、三歳児。