願います | チビといっしょ生活

チビといっしょ生活

妄想癖あり42歳主婦が垂れ流す育児の記録。極めて低めのクオリティでお送りしてます。

もうずっと前から「モンモン」としている事がありまして。

いや、「モンモン」というよりは、「モヤッ」とかな。


この話題は、触れようか触れまいか、かなり迷いましたが、

やっぱり記事にしておこうと思いました。正直な気持ちなので。




3月11日の大震災による福島原子力発電所の事故。

私の住む地域は、原発から100キロ程の場所に位置するわけですが、

あの日から、「安心」が当然だった生活は一変しました。


正直、この世で地震が一番怖い!と言い切ってきた私でさえ、

「地震に対する恐怖や不安」を、「放射能に対する不安」が大きく凌駕しました。


ほんと、最近じゃ震度3くらいじゃ何とも思わなくなったしね。

昔は1、2レベルの揺れでさえ立ち上がり、

耳をふさぎながらその場足踏みをしてたというのに。(ハイ、そこ笑わない)

幸か不幸か鍛えられましたよ。人は慣れるものなんですね。



まぁ、それはさておき、五感で感じられないものほど恐怖を煽ります。

まして、私の記憶が確かであれば、

学校の授業で「放射能」とか「放射性物質」とか詳しく習ってないし。

シーベルトやら半減期やらテストにも出た記憶ないし。

ストロンチウム?セシウム?そんなのあの日まで知らなかった。

つか、習ったとしても覚えてなかった。

私の中では日常生活で意識する必要のない知識だったわけ。


正直、メルトダウンっていう単語自体、

SF小説の中の出来事でしかなかったんですよ。

まさかね、自分が経験するだなんてね、ほんと、未だに夢だと思いたい。


「知識が乏しい」ということが、余計に不安を煽るのだと思うんですが、
今まで何も考えずに米を炊き、野菜を買ってた日々は一転して、

米や野菜を洗いながら、この水、大丈夫なのかなとか、

スーパーでよくある、無料のミネラルウォーターを、

ペットボトルに汲みながら「この水、大丈夫?」と考えたりとか、

惣菜のコロッケ食べながら、このジャガイモ、どこのなんだろう?とか、

このオヒタシに使われてるニンジンってどこの?ほうれん草は?とか、

フッと吹き抜けるんですよ。

モヤッとした不安が。


いやいや、きっと大丈夫でしょ。

でもそんな保障どこにある?

ちゃんと検査通ってるだろうし。

ほんとにその産地なわけ?

まさか偽装なんて。


もうね、買い物しながらこんな自問自答のくり返し。


チビと散歩しながら浴びる爽やかな南風も、

「気持ちいいね~」から「もしかして放射性物質とか紛れてるかもな」

なんて思うようになってしまった。

「疑心暗鬼を生ず」ってこんな感じなんだろうな、と。



でもさ、確実に言える。

あの日から、ボンヤリした感じで隠ぺい気味に小出しに出してきた情報は、

哀しいかな、決して良い方向へと向かうことなく、

安全で平和だった日常生活を一変させ、

専門知識のない一般人の不安に拍車をかけるとこになったわけで。




私はいいんです。外部だろうが内部だろうが被ばくしたとしても。

年齢上、発症するのが早いか、死ぬのが早いかって感じだしね、ハハハ。


何しろ、学校行って、勉強して、友達ができて、恋もして、仕事もして、

大切な人ができて、結婚して、子供も授かった。

いろんなことを経験して、現在進行形で幸せに過ごしてる。



ただね。

チビを含む、これからの子供達の未来は?って思うわけ。

大人と違い、それが原因で発症すると数年後っていうじゃないですか。


数年後て。

まだまだ全然人生これからどころの騒ぎじゃない。

まだまだ何も経験できてない。


何も悪いことなんてしてないのにさ。

ただ、純粋に、生きるために望まれて生まれてきただけなのにさ。

なんだか、ひたすらイタタマレナイ気持ちになるんですよ。




まぁ、クヨクヨ考え過ぎてても仕方ないんだけどね。

こういう世の中になってしまったのだから。


出来る範囲で、神経質になり過ぎずに、

やれる事をやろうと思います。

チビ達の人生の為に。



十数年後に、「取り越し苦労でヨカッタよね~」なんて、

明るく笑って過ごせてたらいいなぁ、と、強く願ってます。