さてさて。
呑気に過ごした23日も日付けを換えた、
草木も眠る丑三つ時、いつものように尿意を感じてトイレへ。
やっべ!生理始まっちゃった。テヘ。
と、うっかり思うような出血が。
違うっつーの!おしるしだって!!
いやー、こんな時でもノリツッコミしてる自分に、
軽く凄いね、なんて思ったし。
世の中、おしるしの次に前駆陣痛なんかあったりして、
そっから1週間くらい本陣痛来なかったりする人も居るしなぁ、
なぁんて考えながらフトンへ。
なんかね、ん?って思うくらいの、
軽い生理痛らしき痛みがね、来るわけ。
適当な間隔で1時間に5回くらい。
いやいや、全然生理痛の痛みは上回ってないしなー、
なんて分析してると同時に便意が。
やだやだ、ウンコかい。
なぁんだ、ウンコかい。
これで痛みが治まると思いきや、
二度目のウンコタイム。
ここでハッ、と気づいたんですよ。
夜中に2回もウンコはないだろうって。
体がね、私の知らないところで、勝手に出産の準備を進めてるっ!(はうっ)
心なしか、痛みが少し強くなったような…
いやいや、これしきの生理痛並の痛みなんて、きっとマダマダ…
そして迎えた朝の6時。
いやぁ、これ結構痛いレベルなんじゃね?と思い、
ちょっと間隔を測ってみるも、あまり安定せずに、
1時間に5~6回をキープ。
7時。
万が一を考えて、姉貴を起こす。
この時には、激しい生理痛に慣れている私でも、
ウッヒー!と堪える位の痛みがギリギリと子宮を刺激。
姉貴 「おま…っ!もっと早く起こしなさいって!病院電話してみて!」
ユト 「う、うん…(ぐはー)」
電話口の助産師さんから、入院準備を整えて、
食事を済ませて、シャワーをしてきて下さいとの指令が。
何とか休み休み、軽く体を流したものの、食事は無理!と判断、
オカンと姉貴と、いざ病院へ。
病院到着9:00
痛゛だだだだ…と、痛みを堪えつつも、痛みの隙を突いて内診。
ドクター 「あらっ!子宮口8センチ開いてる!」
ユト 「うぐぐっ…8センチ!?痛゛だだだっ!」
ドクター 「いいですねー!夕方までには産まれそうですよ!」
ユト 「はい…夕方…っ…」
本当はね、「夕方!?そんなにかかるんですか!?痛゛いんですけどっ!」
って、ドクターにすがり付きたかったんですけどね。
悲しいかな、痛みのせいで、上手く言葉が出てこなかったんですよ。不覚。
んで、やっとこさっとこ陣痛室へ。
病院のパジャマに着替えてトイレへ行くと、結構な出血。
おしるしって結構凄いんだ…と思いながら、
陣痛と戦うべく、ベッドへ。
ベッドの上でもね、陣痛が来るたびに、
ジョワリと股間から何かがでてくるんですよ。
ふ、と不安になった。
ねぇ、これ血なんじゃないの?
たまごクラブにも陣痛のたびに出血があるなんて、
書いてなかったような気がするんですよね。
んでもって、よく聞いてた出産話にも、
陣痛時の出血って聞いた記憶、ないんですよ。
あとね、陣痛と陣痛の合間が無い。
姉貴も陣痛の合間にこれ食べな、ってパンくれたけどさ、
無理無理。食べるような合間ないんだもの。
痛゛だだだだ…おさまってきたかな…痛゛だだだだっ!みたいな。
もうね、お茶飲むので精一杯。
多分ね、半分、魂出かかってたと思う。
耳とか鼻あたりから。
ねぇ、おかしくない?私、大丈夫?
大分堪えたけど、思わずナースコール。
助産師 「どうしました~?息吐いて下さいね~フーフーって。」
ユト 「痛゛だだだ…フーフーッ…陣痛のたびに何か出てるっ…。」
助産師 「ん?…おしるしにしては……ちょっと多い…かな…
赤ちゃん苦しくなっちゃうから、腹式で息吐いてね~
もうちょっと頑張っててね~。」
姿を消す助産師。
うぐわぁぁぁっ!ほっとかないでぇぇぇっ!!
ってのが、ブッチャケ正直な心境。
何だか遣り切れない感タップリで、襲いくる痛みに耐えてると、
今までにない感覚が襲ってきた。
THE★いきみ
うぐわぁぁぁっ!無理無理!!
ロープロープ!!!(正しくはナースコールです)
ユト 「フーフーッ…ウグッ…何か…イキみたいっ…!」
助産師 「ちょっと内診してみますね……ん!?10センチ!?
赤ちゃん、まだ上にいるけど……お産にしましょう!」
12時。
早くも子宮口全開。
よし、クライマックス!
やっと痛みから解放される!
と自分を奮い立たせ、いざ分娩室へ。
またつづく。